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おちゃめくらぶ掲示板

202御茶目菜子:2010/04/20(火) 12:40:35
ARM機は小さくて軽いからこそ意味がある
キーボードレスになったNetWalker PC-T1発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100419_361829.html
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1004/19/news023.html
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1004/19/news033.html
昨年登場したNetWalker PC-Z1はubuntuを搭載し、ザウルス後継のLinux端末として期待は
されたものの本体サイズや重量が大きいということに不満点を感じる人もいたし、何より
キーボードのシーソー方式のタッチには不満を抱く人は多かったにょ。
ということで、その不満を排除すべく不満だったキーボードを取り除きさらに薄型化、
小型化することで軽量化にも成功しているにょ。
iPadの人気にあやかってピュアタブレット型(キーボードレス)にした・・・なんてことは
たぶんないと思うにょ。
企業ユーザーだとクラムシェル型よりもタブレット型の方が良いという意見もあるみたい
だからその声を元に作られた模様にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/20100420_362331.html

さて、気になる大きさだけど幅も奥行きも1cm以上短くなっているにょ。
厚さも薄くなっているため私が「ポケットサイズの端末」として定義している
「奥行き+厚さが14cm以内」という条件を余裕で満たす11cmとなっているにょ。
14cmは私の実験上でギリギリのサイズであり、富士通では13cmをポケットサイズとして
定義しているようにポケットによってサイズは異なるのだけど11cmならばほとんどの
ポケットにすんなり収まるサイズといえるにょ。(これでも3桁型番のリナザウよりは
大きいけど)
ケースに入れてサイズが2cmプラスになったとしてもポケットサイズに収まるにょ。

個人的にはキーボードはせめてスライド式でも良いからハードウェアとして用意して
もらいたかったところだけどキーボードレスでこの厚さだとキーボードを付けたらまた
中途半端な大きさになるということを考えるとやむを得ないところか・・・。
何せPC-Z1はキーボード付きのWindows PCであるPMよりも大きく重く厚かったからね。
サイズを重視するならばPC-Z1よりもPMの方が有利となっていたにょ。
しかし、この新型のPC-T1は大きさ重さ厚さともにPMよりも優れているにょ。
Windows(もしくはx86CPU)やハードウェアのキーボードが必須という人でないならば
このPC-T1はかなり良い選択肢になるにょ。

PMの重量は345gに対してPC-T1の重量は280gにょ。
もしもPMがキーボード内蔵でなければPC-T1並の厚さや重量は十分に実現が可能とはいえ
現状で存在しない以上はただの机上の空論にすぎず、300gを切る重さというのは小型化、
軽量化が容易なARM端末ならではといえるにょ。(PC-Z1はそういう意味では中途半端な
サイズ、重量だった)

難点を言えば価格とバッテリ駆動時間にょ。
価格は国内メーカー品ということで韓国、台湾メーカーの同じような製品と比べて
高めになっているけどそれはNetWalkerだけの話ではなくネットブックや他のジャンルの
製品でもいえることなのでここであえて批判するようなことではないにょ。
ただ、標準で辞書を12個内蔵しているということを考えるとコストパフォーマンスは
それほど悪いというわけではないにょ。(辞書は数が重要ではなく使えるかどうかが
重要だけどね))
さすがに発売から時間が経っている初期モデルのPC-Z1は実売で3万円台と安くなっている
わけだし、辞書を7つ内蔵した後継機のPC-Z1Jでも4万円台だからPC-T1の47000円という
予定価格はそれらと比べて割高感はあるものの初物価格であるということを考慮すれば
それほど割高とはいえないにょ。(半年前に発売のPC-Z1も当初は5万円くらいだったわけ
だしね)

バッテリ駆動時間の6時間は実駆動ではなくメーカー公称値なのでさすがに厳しいにょ。
JEITA測定法による駆動時間だから普通に使えば公称値の半分程度しか動作しないからね。
公称6時間ということは実駆動だと3〜4時間と予想できるにょ。
これがバッテリ大食いのWindows PC(AtomであってもARM CPUよりも消費電力が大きいし
CPUよりもさらにチップセットの方が消費電力が大きいため)であればこのサイズという
ことを考慮した場合に十分健闘しているといえるけどARMだけにもう少し頑張って
欲しかったところにょ。
512MBの標準メモリではOSだけで半分以上消費されているためメモリは1GB欲しかったけど
これはバッテリ駆動時間を考えれば512MBで妥協するとしてもそのバッテリ駆動時間が
短くなってしまったわけだからね。
PC-Z1が7.4V、1620mAh(12Wh)のバッテリなのに対してPC-T1が3.7V、2300mAh(8.51Wh)
ということでバッテリ容量が減った分だけ駆動時間減になっているにょ。(バッテリは
本体重量に与える影響が大きいために軽量化のため削られてしまったと思われる)

ただ、バッテリが交換可能になったのは大きいにょ。
前モデルのPC-Z1は公称10時間駆動でも交換不可だったために長時間駆動が必要な場合や
バッテリがへたってきた場合にはどうしようもなかったけど交換可能であれば予備の
バッテリを使用することで解決ができるからね。
これはiPadでも同じであり、交換不能なバッテリを搭載しているため容量の大きいもの
(24.8Wh、148g)を搭載しているわけだけど実駆動10時間を確保するために重量が犠牲に
なっているからね。

このPC-T1はVAIOでいうとUシリーズがtype Uになったくらい別物だから改善ととらえるか
改悪ととらえるかで意見が分かれそうにょ。(PC-Z1はしばらく併売されるので自分の
好みの方を買えば良いだけだし)
それでも、BT内蔵は改善だと思うにょ。(できればWWANやWiMAXも内蔵して欲しかった
ところだけど)
スマートフォンなどと差別化するためには5インチ、WSVGAクラスの液晶の搭載が必須
(スマートフォンはその筐体サイズから液晶は最大でも4インチとなり、WSVGAの搭載は
さすがに実用面で厳しい)だし、キーボード内蔵も差別化には有用ということでここ
でもポケットサイズのPCの有用性に関しては幾度も述べたところだけどやはりそういう
面においてはキーボードがないというのは薄型軽量化のメリットがあってもマイナスに
なってしまうと思われるにょ。
しかし、iPadは大きすぎるという人でAPPLE製品へのこだわりがない人にとっては悪くない
選択肢だと思うにょ。
そもそも、iPadで大きすぎるという人は(480x320という解像度に不満が無ければ)iPod
touchを使うという選択肢があるためNetWalkerはAPPLE製品を買おうとしているユーザーの
選択対象にはならないだろうしね。

個人的にはもしPC-T1がサイズを維持したままスライド式キーボードを内蔵していたら
とは思うもののキーボードが無くても「PC-Z1よりは欲しい」ものになっているにょ。
PC-Z1はその筐体サイズや重さを考えると同じクラムシェル型であるPMを買った方がいい
と感じていたくらいだからね。(上記のようにPMの方が小さくて軽いため)
PC-T1は比較対象といえば同じタブレット型のViliv S5だけどS5よりも明らかに小さく軽い
からそれだけでもPC-T1は十分なアドバンテージがあるにょ。
もっとも、Viliv S5が重いのは約23Whの大容量リチウムポリマーバッテリを搭載している
からで、Windows PCなのに約400gで実駆動6〜7時間を確保しているにょ。
PC-T1もPC-Z1と同容量のバッテリを搭載していれば同程度の駆動時間は確保できるとは
いえそれだと300gを越えてしまうのは確実だからね。(それでもViliv S5より軽いけど)
やはり、PDAとして使う(片手で支えて使うのが前提の端末)ならば300gが1つの目安に
なると思われるにょ。
だからサイズ面、重量面の妥協点としてはPC-T1はいい感じだと思うにょ。




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