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おちゃめくらぶ掲示板

143御茶目菜子:2010/03/16(火) 13:04:34
今後、PCゲームの主役はネットブックになる・・・?
Atom搭載PCは携帯型ゲーム機の夢を見るか
http://www.4gamer.net/games/107/G010710/20100313003/
ネットブックはゲーム向きのPCではないということを今まで何度も書いたけどその要因は
上記リンク先にもあるけど大きなものは下記の2つにょ。

(1)CPU性能が低い
(2)GPU性能が低い

わざわざネットブックでゲームなんてと思うかも知れないけどPCゲーム市場というのは
すでに飽和状態となっているにょ。
しかし、PCが高性能化してきたために開発コストは年々増える一方となっているにょ。
DirectX11にフル対応し従来のDirectX10では味わえないレベルのゲームを作ろうとすれば
莫大なコストがかかってしまうにょ。
ハイエンドVGAの購入はそういった最先端のゲームを高画質でプレイしたいというニーズが
あったからこそであり、そういったユーザーが多く購入し、そういうユーザーのニーズに
合わせてハイエンドなグラフィックのゲームがどんどん作られていったにょ。

しかし、この開発コストの増大によってそれは難しくなったにょ。
例えば開発コストが10億円の場合、1本で仮に4000円の利益ならば25万本が損益分岐点
となるけど40億円の場合100万本が損益分岐点になるからね。
確かにCOD4モダンウォーフェア2のようにミリオンセラーに軽々達するソフトもあるけど
大半のPCゲームはそこまで売れないにょ。
プレステ3も同じように開発コストの増大という悩みを抱えているもののこちらは
ユーザーが基本的にゲームプレイを目的として購入しているためゲームプレイ人口
そのものはやはりコンシューマゲーム機の方が多いと思われるからね。
確かに普及台数そのものはPCの方がプレステ3やXBOX360といった現行世代のゲーム機と
比べても多いけどその性能(ゲームにおける性能)はコンシューマゲーム機に劣るものが
大半にょ。
最近は開発コスト増大によってそれを回収するためにPC、プレステ3、XBOX360のマルチ
展開をするゲームも増えてきているけどPCだからコンシューマゲーム機よりも上の性能
とはならない場合が多いにょ。

プレステ3に搭載されているGPUはGF7800GTXのカスタム版(メモリ帯域を半減してコストや
消費電力を抑えたもの)ということで今となっては大した性能ではないとはいうものの
これらは最新の統合型チップセットに内蔵されているGPUと比べても格段に上回るため
この性能を越えるためには独立GPUが不可欠となるにょ。
現行品ならローエンド上位、2年前ならミドルクラス、4年前ならハイエンドのものが
搭載されていればプレステ3と同程度、もしくはそれ以上の性能となるわけだけど
コンシューマゲーム機の場合はそれに最適化されてあるため処理効率を考えると同程度の
性能では同程度の「実効性能」を得ることはできないにょ。

PCにおいてプレステ3を越える実効性能を得るためにはGeForceならば8800GT以上のものが
欲しいところにょ。(2年前ならばミドルクラスの最上レベル)
それをさらに上回る性能であればプレステ3よりもより高画質でプレイでき、コンシューマ
ゲーム機では味わえないPCのメリットを味わうことが可能となるにょ。(「高画質」と
いうことだけがゲームの重要な要素とは思えないけどハイエンドVGAを買うユーザーに
とってはそれが重要なポイントになるのは間違いない)
したがって、今のPC用ゲームは概ね8800GTくらいの性能があればデフォ設定であれば
どれでも快適に動作するように作られているにょ。(もちろんCPU性能はそれに似合った
性能は必要になるけど)
GT240(=9600GSO)<8800GT(=9800GT)<GTS250(=9800GTX+)ということでPC
ゲームをプレステ3以上の画質でプレイしたい場合はGeForceの現行モデルであれば
GTS250以上が欲しいところにょ。(RADEONならばHD5750もしくはHD4850以上)
PC用のみグラフィックを強化してもコストがかかる一方であるためにコンシューマとの
マルチ展開が主流になるならばこれから要求スペックが大幅に上がるという心配はない
ためにこれだけの性能があればしばらくは安泰だと思われるにょ。(ちなみにノートPC
用では最高性能であるGTX280MでデスクトップPC用の8800GTと同等以上のレベル)

しかし、8800GTを越える性能のVGAカードの売上数がコンシューマゲーム機を越える
とは思えないにょ。
それならば要求ラインを落とすしかないにょ。
実際多くのPCゲームはグラフィックの設定項目はいくつか用意され、それを変えることで
性能の低いPCでも対応可能になっているにょ。
したがって、性能の低い統合型チップセットのオンボードVGAであっても設定を落とせば
プレイできるものも多いにょ。

統合型チップセットのPCにおいてここ1、2年で最も売れたものといえばネットブックかも
しれないにょ。(GPU別売上シェアの統計をもし取るならばGMA950がトップかも)
日本においてもピーク時はPC売上の3割くらいをネットブックが占めていたからね。
そうなるとPCゲームの裾野を広げたい(プレステ3などとのマルチ展開を考えてない)
という場合はそれに合わせるという手段をとるのがベストといえるにょ。
とはいうもののネットブックに搭載されている945GSE(GMA950)はとても十分な性能
ではないにょ。(RADEON9600と比べても大きく劣り、GF8800と比べたら数10分の1の性能)
それに加えてCPUのAtomがゲームをプレイするのには貧弱にょ。
Atom1.6GHzはマルチスレッドに対応した一般アプリだとPenM換算1GHz前後の性能はあるの
だけどゲームにおいてはせいぜい同クロックのPenMの半分程度(PenM0.8GHzくらい)の
性能しかないからね。
一定のGPU性能があればスコアがCPU性能に比例するFFベンチのLOWでPenM1.2GHzは2000を
超えるのに対しAtom1.6GHzは1400弱しかないのでそれからも分かるにょ。(GPU性能は
915GMのGMA900より945GSEのGMA950の方が高いためもしもGPUがボトルネックならばPenMと
Atomの性能差はさらに開くことになる)
グラフィックは設定を落とすことでカバーができてもCPU性能の低さはカバーできないにょ。

しかし、PSPなどの携帯機のCPUと比べるとAtomの性能は莫大に高いにょ。
それなのにゲームで十分な性能ではないというのはAtomを最初から考慮に入れて作って
ないからにょ。
コンシューマゲーム機がスペックの割りに高性能(性能の割りに快適にゲームをプレイ
可能)なのはそのCPUで十分プレイなレベルのゲームというのもあるけど上記のように
それにビルドの段階で最適化してあるからにょ。
この最適化というのは速度において非常に重要なポイントにょ。

かつて、Pen4が登場したとき旧世代のアプリの実行においてはPen3の方が快適という
ものも少なくなかったにょ。(多くのアプリでPen3 1GHz>Pen4 1.3GHzとなりPen3 1GHzと
同程度の性能を得るには当時のPen4 1.4〜1.5GHz必要だった)
確かにPen4はパイプライン段数を増やしIPCが下がった分を高クロックで補うCPUである
ために単純比較はできないけど当時多くのアプリがPen3(P6コア)に最適化されていた
というのが非常に大きいにょ。
それが、多くのアプリがPen4に最適化するようになってからはそれが変わってきたにょ。
本来ならばPen4よりも性能が高いはずのAthlon64でも多くのアプリやベンチがPen4に
最適化しているために実アプリの実行速度やPen4登場後に新たに作られたベンチでは
Pen4の方が速いためPen4の方が高性能という印象を与えることになったにょ。
これは対Athlon64だけではなく対PenMにおいても同様のことがいえるにょ。

しかし、今となってはPen4に最適化ではなくCore MAに最適化されているためPen4は
絶対性能で劣るだけではなく最適化によって高速だったというアドバンテージまで
失うことになったにょ。
PenMが登場したときにはPenMは同クロックのPen4の1.5倍程度の性能と言われていたけど
クロック当たりの性能がAtomはPen4と同じくらいなのに今となってはPenMはAtomの1.5倍
ではなく(マルチスレッド非対応のアプリにおいていえば)2倍近い性能となっている
くらいだしね。
だから異なるCPUの性能を比較する場合にはPen4とPenMはベンチA、PenMとAtomはベンチB
というように変えてAtomとPen4の比較ではあまり有用ではなく同じアプリ、ベンチで
やらないとあまり参考にならないにょ。
それくらい最適化の影響は大きいにょ。(PenMは最適化されてもされなくてもそれなりに
速いけどPen4は最適化されてこそその真価を発揮できる)
GPUにおいてもそれはいえ、RADEONに最適化されているか、GeForceに最適化されている
かでゲームの実行速度は大きく変わるにょ。(性能が高いから高速とは限らない)
だから本来の性能はどうであれ、それに最適化されているものが有利なのは間違いは
ないにょ。

というわけで、Atomに最適化すればAtomの性能は現行よりも実質2〜3割向上すると言われて
いるにょ。(昔のPen4 vs PenMのようにAtomが同クロックのPenMの0.6〜0.7倍になる)
あとはPCアプリベンダーの対応次第にょ。
下手なコンシューマゲーム機よりも売れているネットブックだけにこれらでゲームが
プレイ可能になればかなりPCゲームのパイは広がるにょ。
PCゲームは敷居が高いというのは昔(DOSの時代)の話で今はPCが要求スペックさえ
満たしていれば難しいことは何もないにょ。
とはいえ、この要求スペックを満たしているかどうかを判断すること自体がPC知識のない
人にとっては難しいにょ。
そういう面ではネットブックは仕様がほぼ共通であるためにネットブック対応とゲームに
明記されていれば簡単に判断が付くようになるにょ。

しかし、Atom1.6GHz、945GSE、メモリ1GB、WinXPで動作するゲームを作りさえすればPC
ゲームの裾野は広がるかというとそうとはいえないにょ。
確かにプレイ可能なユーザー数は圧倒的に増えるけどゲーム目的で買うのが普通である
コンシューマゲーム機とは異なりPCの場合はゲーム目的で買う人は少数だろうからね。
特にネットブックを買うような人はゲーム目的で買うとはとても思えないにょ。
PCだからPCゲームが動作すると思って買う人も中にはいると思うけど古めのゲームなら
ともかく最近のゲームはかなり厳しいものばかりだからね。
PCゲームの中では軽いと言われる静止画主体の美少女ゲームでさえネットブックの
スペックではギリギリにょ。(リアルタイム性が低いためエフェクトが重いということを
我慢すれば3Dものを除くとほとんどプレイは可能だと思う)

やはり、売り方も非常に重要となるにょ。
コンシューマゲームならば各所にあるゲームショップの店頭でいくらでも買えるけど
PCゲームは扱っている店自体が少ないからね。(扱っていても本当の売れ筋ソフトしか
置いてないことが大半)
かといって、MMO RPGのようなセーブデータをサーバ上で管理する月額課金のゲームは
ともかくとして売り切り型の有料ゲームをダウンロード購入する人も限られるからね。
コンシューマゲーム機やiPhoneやケータイなどでは大元となっている企業が1カ所で集中
してダウンロード販売しているためにその敷居は低いけどそうではないライセンスフリーな
PCゲームの場合は自由が効くからこそそういうことが難しくなっているにょ。
FTTHのような高速なブロードバンドが当たり前になればダウンロードしてローカルで
ゲームではなくサーバ上で実行するクラウド化もゲームの主流になる可能性はある(これ
ならば動画を再生できるスペックで3Dゲームがプレイできる)のだけどさすがに現時点の
回線帯域を考えると主流になるのは難しそうにょ。(これはむしろ海賊版対策だろうけど)
http://www.4gamer.net/games/107/G010710/20100311063/
とはいえ、最新のゲームをプレイするには最新のハイスペックなPCでないと駄目(最新の
ゲームを快適にプレイするには常に最新ミドルクラス以上のCPU、GPUが必要だった)と
いうわけではないという時代が訪れるのは時間の問題と思われるにょ。




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