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新・戦場スレ Part1

1 ◆tb48vtZPvI:2016/05/07(土) 11:08:38 ID:MYeZc9GQ
ということで心機一転立てました

26 ◆tb48vtZPvI:2016/05/20(金) 00:38:36 ID:r.RQbXlQ
ミックとエミリーの名乗り上げはサイラス3のネットワーク上を超音速で駆け巡った。まだ生きていた街頭プロジェクターを見上げて市民が呟く。
「『コズミック・オーダー』…ですって…!?」
「もう解体されたとばかり思ってたけど…」
そう…コズミック・オーダーはかつては銀河の正義の象徴として悪を挫き善を敷いていた。しかし帝国との激戦の末、中核となる騎士たちをごっそりと失ったのだ。
未だにそのダメージは癒えず、後遺症を引きずった状態だ。軍上層部や元老の一部が口にする「やはりハリコ・タイガーなのでは?」という声もむべなるかな。

「ザッケンナコラー…何ぬかしてやがるこのネズミ野郎!」
「騎士団? 騎士団だと? そんなものはハリコ・タイガーに決まってるぜ!」
「文字通りのラット・イナ・バッグだ、コジキ・バイブルにも書いてあるコトワザだ!」
「ぐぬぬぬぬぬぬうううううう、おらのオイランをワヤにしやがっでええええええええ!!」
いきり立つ帝国兵の怒声が拡声モード外部スピーカーで響き渡る!
それらを聞き流しながら、ミックが騎士団独自回線でエミリーに語りかけた。
「エミリー=サン、思ったより早かったな。まぁ私は見ての通りだ。臨機応変に行こう」ミックが陣容を撹乱・寸断し、エミリーが各個撃破する。訓練でもよくやった基礎戦術の提案だ。バイクによる派手な乱入は、自身に敵の目を集中させるためでもある。
そしてコズミック・オーダー健在なりという盛大なる狼煙にして鬨の声でもある。

「立てるか、そこのパイロットの娘よ」
ミックはシルキーのパイロットへ強制割り込み通信を入れた。倒れたサイクロプスのアックスの刃によってスパイダーネットが切り裂かれている。偶然か、それとも狙ってのことか……
「正直に言って手が足りぬのだ。オヌシが戦ってくれるならば、大分楽になる…いや、立てぬというのならばそれもよし。いくらでも屠り尽くすのみ」
冷徹な声で蒼いニンジャは告げた。

27 ◆h9Hr5c.eFE:2016/05/23(月) 20:20:36 ID:NA8BeE6c
>>26
「はひっ…っぇあ…ひっ……っ……?」
ビクビクと断続的に痙攣を繰り返していたシルキーだったが、ツバサはミックの呼び掛けを耳にしたことで、ようやく拘束と電流から解放されたことに気が付いたようだった。
(……この人達が、助けてくれたの…?)
攻撃の余波で頭がぼーっとしており、問いかけられた言葉の内容を理解するのに更に数秒を要しそうだったが、ウェーバーの通信がそれをフォローする。
「ツバサ君、どうやらそちらにいるのが救援を打診してくれたオーダーのお二人のようだ。いやはや、間一髪だったね」
「はっ…えっ!?」
慌てて跳ね起きるツバサ。全身各所で液化破断したスーツがねとねと糸を引いて垂れ落ち、気持ちが悪かったが、それを気にしている場合ではなかった。
「あっ、えと…ひ、膝に矢を受けてしまって動けないのですが、援護程度のことでしたらできると思います…させていただきます!」
緊張した面持ちと声でそう答える。
まだレーザー・クロスボウとダガーが使用できることは間違いなかった。


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