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新・戦場スレ Part1
26
:
◆tb48vtZPvI
:2016/05/20(金) 00:38:36 ID:r.RQbXlQ
ミックとエミリーの名乗り上げはサイラス3のネットワーク上を超音速で駆け巡った。まだ生きていた街頭プロジェクターを見上げて市民が呟く。
「『コズミック・オーダー』…ですって…!?」
「もう解体されたとばかり思ってたけど…」
そう…コズミック・オーダーはかつては銀河の正義の象徴として悪を挫き善を敷いていた。しかし帝国との激戦の末、中核となる騎士たちをごっそりと失ったのだ。
未だにそのダメージは癒えず、後遺症を引きずった状態だ。軍上層部や元老の一部が口にする「やはりハリコ・タイガーなのでは?」という声もむべなるかな。
「ザッケンナコラー…何ぬかしてやがるこのネズミ野郎!」
「騎士団? 騎士団だと? そんなものはハリコ・タイガーに決まってるぜ!」
「文字通りのラット・イナ・バッグだ、コジキ・バイブルにも書いてあるコトワザだ!」
「ぐぬぬぬぬぬぬうううううう、おらのオイランをワヤにしやがっでええええええええ!!」
いきり立つ帝国兵の怒声が拡声モード外部スピーカーで響き渡る!
それらを聞き流しながら、ミックが騎士団独自回線でエミリーに語りかけた。
「エミリー=サン、思ったより早かったな。まぁ私は見ての通りだ。臨機応変に行こう」ミックが陣容を撹乱・寸断し、エミリーが各個撃破する。訓練でもよくやった基礎戦術の提案だ。バイクによる派手な乱入は、自身に敵の目を集中させるためでもある。
そしてコズミック・オーダー健在なりという盛大なる狼煙にして鬨の声でもある。
「立てるか、そこのパイロットの娘よ」
ミックはシルキーのパイロットへ強制割り込み通信を入れた。倒れたサイクロプスのアックスの刃によってスパイダーネットが切り裂かれている。偶然か、それとも狙ってのことか……
「正直に言って手が足りぬのだ。オヌシが戦ってくれるならば、大分楽になる…いや、立てぬというのならばそれもよし。いくらでも屠り尽くすのみ」
冷徹な声で蒼いニンジャは告げた。
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