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新・戦場スレ Part1
194
:
◆h9Hr5c.eFE
:2019/04/01(月) 20:27:12 ID:H2L3TqcI
「ぐげぁぁ!?」
安物のサブマシンガンを手にしたサイクロプスが、横一文字に真っ二つにされて爆散した。格納庫は大型機動兵器の運用に十分な広さと強度を有していたが、さすがに内部でのドンパチまでは想定されておらず、辺りには設備とサイクロプス3機の残骸が混ざりあって散乱し、雑然とした様相を呈していた。
「こんのォ、くそガキャあばばばばっ!?」
躍りかかろうとしたサイクロプスの顔面をバルカン・ファランクスの斉射が襲い、単眼のセンサーを粉砕する。
「でぇぇやぁぁぁっ!!」
よろめく機体に大上段から降り下ろされる、刃渡り12mの巨剣。それはけたたましい金属音と共に、重装型サイクロプスを脳天からいとも容易く両断した。
炸裂する爆炎をマントを翻してかわすと、襲撃者は足元に転がってきた頭部の残骸を、ハイヒール型の客部でぞんざいに踏みつけた。
「 ハッ…雑魚が何匹沸いてこようが同じってこと」
迎撃に現れたソドムの構成員を次々に葬った剛剣の主は、得物とは不釣り合いの少女のような可憐なシルエットを持っていた。しかし、黒いマントに覆い隠された装甲には無数の傷跡を思わせる修復跡があり、満身創痍のような痛々しい雰囲気と、くぐりぬけてきた戦歴の熾烈さを感じさせた。
「…この区画でもない…ったく、どこにいんのよ、拉致られた子達は…」
「このジード様に可愛がられに来たかァ! セレニアンの小娘ェ!」
基地内に聞き苦しいダミ声が木霊する。
「!」
大剣を背負った華奢な機体の中で、ブロンドのツインテールを揺らしながら、パイロットの少女がチッと舌打ちする。
「…生憎、汚ならしいブタを可愛がったり可愛がられたりするような趣味はないのよね。屠殺してあげるから、さっさと出てきなさいよ」
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