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新・戦場スレ Part1

179 ◆tb48vtZPvI:2016/07/22(金) 18:50:31 ID:RcYqH/rk
ビームが迸る! 群れが散開、6機がまとめて機能停止に追い込まれるが、散開することで大部分は直撃を免れた。
そこに降り注ぐのはケット・シーの弾幕! 当たりどころの悪かった5機が機能停止!
「イヤーッ!」デイドリーム跳躍! 落下速度の勢いも借りたマシンテンタクラーを振り下ろす! 狙いは空中のケット・シーだ!
「WASSHOI!!」シバラク・カスタムもまた跳躍! 片手にラプトルの残骸を掴み、サイクロプスを足場にして跳ぶ!
「イヤーッ!」残骸を投げる! マシンテンタクラーが残骸を捉え、打ち据えられたラプトルはそのまま破壊されるが攻撃がケット・シーから紙一重で逸らされた!
「ヌウーッ!」着地するバシタキ。柔軟な新型人工筋肉関節が衝撃を分散吸収するのをミックは見て取る。
敵の着地位置は遠い。シバラク・ニンジャは駆け出すも、無人機の壁がそれを阻む。
「イヤーッ!」ミックはアサルトナイフを抜き放ち、突きつけられた機銃を切断! 返す刃でラプトルの細い胴を切り払い真っ二つ!
更に転がった上半身をラグビーボールめいて群れに蹴りこみ、誘爆で4機撃破!
ブシュブシュブシュ! アンブッシュめいて噴き出す樹脂のタケヤリ! 辛うじて跳びのくも、シバラク・カスタムの爪先が破損! アブナイ!
(このトラップは絶対ではない)被撃しながらもミックは確信を深めていた。
バシタキはこのコロニーに事前に入り込み、トラップを仕掛けていたのだ。相当に大がかりなシコミだったに違いない。
(ならば、そのための設備があるはずだ)
それが奴の切り札だろう。通信傍受可能性によりオフラインにしてあるが、彼らならば気づくだろう。
無人機を蹴散らしながら確実にデイドリームへと近づいてゆく。
その時、レーダーが反応! 出現した機影がフルブーストでチャージアタックを仕掛けてきた! 特機級、モーターオニだ!
「チィーッ!」ミックは後退! 右手から左手へ通り過ぎる機影が大刀を揮う!
これを避けるも、今度は左手からの時間差チャージ! もちろんこれもモーターオニ!
更なる後退は…出来ない! 壁際に追い込まれた! 近づく巨体!
ミックは即座に決断、壁蹴りのトライリープ・ジャンプ回避!
「イヤーッ!」落下速度を借りてのアサルトナイフ斬撃! モーターオニの頭部損傷! しかし行動に支障なし!
モーターオニの肩を蹴って衝撃を殺し、着地するシバラク・カスタム。今のは実際アブナイなところではあった。
「フムゥーン…流石はシバラク・ニンジャの名跡を継ぐ御仁だけありますね」
感心するようにバシタキが言う。
「貴様の手札はこれで終わりか? だとすれば拍子抜けだぞ」
ミックは余裕の無さを隠すように挑発する。ニンジャ・フレームがあれば、という思いはニューロンの奥底に封印していた。
実戦に身を投じている以上、敗北すればどんな言い訳も無意味であることをミックは知っている。
ましてやジン・ミックはコズミック・オーダーの正騎士なのだ。


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