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新・戦場スレ Part1
159
:
◆tb48vtZPvI
:2016/07/05(火) 23:48:09 ID:1Gobrs5Q
「ホホホッ! やはり私の眼に狂いはなかった!! あなた方はシバリ・ジツにおいて実際素晴らしい素質をお持ちだッ! ホホホホホホッ!」
デイドリームのモニタには吊り上げられる機体と仮想の縄目を刻まれ横たわるフェアリーたちの姿が映されている。自らの手で生み出した「作品」の見事さにバシタキの口から思わず哄笑が溢れた。
「ホホホッ…女体は花束、美しく飾って差し上げる必要があります。あなた方の身柄は、フェアリー・フレームと共に我らが御大将の元へ送り届けます。生命については保証しましょう」
ニンジャが傲慢に告げる。そこには人権や人格は考慮されない、無慈悲で身勝手な論理だけが存在していた。どうやらブッダは昼寝でもしているらしい。
そこへアニーシャがソーサー投射! 不意を突かれた形の反撃に、対応するのはニンジャ反射神経!
KILLING! KILLING! ソーサーの直撃を防いだのは…メイヴのフルーレだ!
(今のはちょっとアブナイでした…)
ニューロンの奥底でバシタキは呟く。シバリ・ジツは束縛のためのジツ、身体操作は本来能力の範囲ではない。操作はかなりアバウトになる。
(これでアニーシャ=サンを捕縛し、御大将に差し出せばミッションコンプリート…フムゥーン…)
バシタキはしばし考慮する。非戦闘系ニンジャとして、彼は今まで御大将のために功績を上げてきた。
御大将は真に美しい物を愛でる。バシタキはその優れた感性に敬服していたし、御大将の感性に叶うニンジャでありたいと思い続けてきた。
御大将はお褒めの言葉を頂けるだろう。だが…
(バシタキ=サン、日々進歩あれ、だ。常に良き敵を求めよ。かくしてニンジャは成長する)
御大将の言葉がニューロンをよぎる。そう…斯様な生ぬるいミッションではニンジャとして進歩も成長もは望めない!
「アニーシャ=サン、あなたをメッセンジャーにしましょう」
バシタキは決めた。
「フェアリー・フレームの全データを持ってコズミック・オーダーをここへ連れて戻っておいでなさい。来なければ…それでも構いません。12時間後にはここを発つまでです」
成功…メイヴとシルキー…ミレニアとツバサを持ち帰れれば御大将の不興も買うまい。
大成功…フェアリー・フレーム3機とパイロット3名に全データ、そしてコズミック・オーダーの首。それはとてつもない大戦果に違いない!
では失敗は? 己の命一つで贖えばいいだけのこと…シバタキはソロバン勘定を即座に行い、どう転んでも自分の絶対的不利益には成り得ないと踏んだ。
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