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新・戦場スレ Part1
135
:
◆h9Hr5c.eFE
:2016/06/25(土) 00:54:38 ID:I.Wb8E6E
>>129
「おっ…お黙りなさい! …センサーの不調…いいえ、手が滑っただけよ!」
ミレニアが吐き捨てるように返事をする。国防軍最新鋭機の威信と自身のプライドを天秤にかけ、前者を取ったらしい。
「え、エースだなんてそんな…とんでもないです! オーダーのみなさんのおかげですし、私なんかより二人きりで戦ったお嬢様とアニーシャちゃんの方が立派ですし……」
両掌を振って狼狽するシルキーの姿からは、謙遜するツバサの表情が容易く想像できた。照れ隠しというよりは、単純にびっくりして、困惑している様子である。
>>133
「お、終わった…けど…うぅ…」
アニーシャは肩を落としながらも、悔しげだった。絶好のプロモーションの機会が台無しになったばかりか、むしろ恥とフェアリー・フォースへの不審を拡散するような結果になってしまった。
しかし、彼女はまだそれを深刻な過失とは考えていなかった。醜態を晒したのはたかが100人足らずの避難民に対してのみ。今回は失敗したが、あわよくばいずれまた、もっと大きな舞台で――そんな風に考えているようだった。
「くっ……まあいいでしょう。今回は特別にあなた方の流儀に従ってあげるわ」
ミレニアはミックの命令に露骨に不服な表情を浮かべた。ドナールからも失態を追求される恐れがあったが、それは強気に出てしまえば丸め込めることだ。
ミレニアは苛立っていた。こんな惨めな結果など認められるはずがない。
震える手で固く拳を作り、小声で呟く。
(次はこうはいかないわ。次こそは…覚えていなさい…)
憎悪の矛先はあのガバノイドと同時に、オーダーにも向けられているようだった。
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