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汎用スレpart1

61レオン ◆NcltM1gQ/Q:2012/03/26(月) 18:26:58 ID:fHpmSFwQ
プロローグ 朱の道
――衛星軌道上――
広がるのは暗黒の世界、その先には幾つもの星が輝いている
朱いAMから見ればどこまでも続くかのような蒼い境界が眼下に広がっている…地球だ

コンソール越しには360°に配置された10基のバルーン
既に先行している管制機と補給用の輸送機の姿も見える
管制官と思われる妙に癇に障る口振りで話しかけてくる

?「こちら、AWACSサードアイの首席通信士。コードネームはラウラだ
まぁ置いてある的を撃つだけの簡単な任務だ。精々手際よく行うように」

「了解。」
そう言われるが早いか朱いAMは両肩の主翼部分の内蔵式サイロを開き長距離ミサイルを放ちつつマシンキャノンを稼働、展開する
ブースターを吹かし朱いオーラを纏うとソレは意思を持った彗星の如く衛星軌道上を舞う
丁度元いた位置から大きく周回し終え補給機のところまでそのまま移動していた
バルーンは…健在
呆れたような声が即座に届く

ラウラ「…それは一体何のパフォーマン…」
いいかけた直後、最初に放ったミサイルの着弾を合図に
全てのバルーンが同時に破裂した

「さてと、もう帰っても良いかな。今日はスケジュールがいっぱいいっぱい何でね」
通信越しから舌打ちが聞こえる

ラウラ「ふん…いい…いや、待て!」
何やら世話しない気配だけは解る
「どうしたよ?」
ラウラ「ふぅなんだ。地球の極東支部からのスクランブル要請だ
アンノウンが現れたそうだが我々には関係のない事だ」

…極東支部?なら此処からなら首尾よくやれば演習予定の伊豆基地まで直ぐだ
輸送機にこう告げる

「実弾、満タンで。で首席通信士くん場所は?」
ラウラ「伊豆基地だ!何をする気だ?」
短く口笛をならし
「ツいてるね。丁度、次の任務地がそこなんだ。お前も『精々』頑張れよう」

輸送機からの補給はつつがなく完了し補給機から分離すると
地球の伊豆基地により近いウェーブコースを選びつつ降下を始める


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