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汎用スレpart1
164
:
◆Tg./UqnJ52
:2013/05/09(木) 22:01:39 ID:mOKm6WnI
>>163
レオンがヒツギへと耳打ちし、レイナが黙って紅茶を飲んでいるのを見て、
もうあちら側からの発言が無いと見て取った統久は、組んでいた足を戻し、スッと立って、
「よし、話はそれくらいか? ならば後は、そちらの準備ができ次第、作戦を始めることにしよう。
……と、儀式をするのは私だから、昼行灯というわけにもいかぬな。ユージン、何か残っていたか?」
封印の島の防御兵器を引きつける役目をレイナ達に負ってもらうにしても、まさか統久が生身で単身、島に乗り込むわけにもいかない。
当然、そこまで突破できるだけの力、つまるところ何らかの機動兵器が統久にも必要となる。
ユージンへの質問はそういう意味を孕んでいた。訊かれた方のユージンは、記憶をひっくり返すかのように小首を傾げて、
「現在、全てのゲシュペンストとレリオン、FV−2VTOL戦闘機は哨戒任務に就いておりますね」
「残っていないのか」
「ええ。そもそもの絶対数が多くありませんから。
今出せる機体と言えば、塗装及び改修作業中のジガンスクード・アンジェと、
Sプロジェクトのデータ収集のために取り寄せていたVTX−000……ミロンガの二機に限られますね」
「ミロンガ? ……ああ、ウォン重工のアレか。
前に、ツェントルの試作五号機をベースにすると言っていなかったか?」
「今でもその路線は変わらないようなのですが、超高速戦闘機動を行う機体のデータも欲しいと、如月博士が。
もうデータの収集は終わったのですが、その後この機体をどうするかは決めていなかったらしく……」
「やれやれ、如月の奴め。まあいい。件の「欠陥」も私ならば問題無かろう。そいつを後部甲板に引っ張り出しておいてくれ」
「了解しました」
ユージンがテーブルの向こうにある内線電話の受話器を手に取る。
それを見届けた統久はユージンからレイナ達へ顔を戻して、
「すまんな、レイナ嬢。そういうわけだから、機体を一機、そちらの艦に乗せてもらいたい。
そちらのランチか何かを借りるハメにならなくて良かったよ」
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