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デフォシナ&オリシナキャラを喋らせて遊ぶスレ8

467名無しさん@不意の鯖落ちにご用心:2014/10/29(水) 01:04:03 ID:???
最終決戦2 ある日の対死霊防衛戦の後

キュラサイト(今日もなんとか守りきることが出来た....
しかしこのままではそう遠くないうちに負けてしまうかもしれない....)
死霊との戦いでぼろぼろになりながらも
なんとかオステアに帰国したキュラサイトであったが、
将軍としての責任はあまりに重く、度重なる戦闘で心身共に既に限界であった。
キュラサイト(せめてノーア殿やラファエル様がいてくれれば....)
かつての上官達に思いを馳せながらベッドに寝転がると、泥に汚れた鎧が目に入った。
この鎧はキュラサイトにとって戦士の誇りとも呼べるものである。
キュラサイト(しっかり磨いてやらないと....でも...後でいいか....)
疲れ果て、なかなか起き上がる気になれない。
キュラサイト(もう戦いたくないな....)
いくら優秀な戦士と称えられようと、中身は普通の少女である。
一度陰鬱な気分になると思いは止まらず、涙となって溢れだしてくる。
ーーコンコン
するとノックの主は返事も待たずにドアを開け部屋に入ってきた。
キュラサイトは突然の来客に慌てて起き上がり、服の袖で涙を拭う。
キュラサイト「なんだ、ムームーか。」
ムームー「むー。アルジュナが呼んでたよ。」
キュラサイト「そうか、ありがとう。」
そう言って部屋を出ようとするキュラサイトだったが、後ろから手を捕まれ止められた。
ムームー「....泣いてたの?」
キュラサイト「....少し、弱気になっていただけだ」
ムームー「辛いときはもっと私を頼ればいい。私はキュラサイトを助けるためにオステアに戻ってきた。」
かつて、キュラサイトはイオナ国に行くというムームーに
「オステアで共に戦ってくれないか」と頼んだことがあった。
その時はザーサイトに借りがあると言って結局イオナへ発ったムームーであったが
このキュラサイトの言葉はしっかり覚えていたのだ。
戦友の思わぬ優しさに触れ、留めていた涙がボロボロと溢れだしてくる。
キュラサイト「ムームー....ありがとう....」
ムームー「泣かないで...」
涙を見せたことがない戦友が泣いている姿に
どう対処したらいいのか分からないムームーはその小さい体でぎゅっとキュラサイトを抱きしめた。
ムームー「そ、そうだ死霊を滅ぼしたらムームー王国という国を作ろう。キュラサイトは一番の家臣にしてあげる。」
彼女なりに必死に慰めているつもりなのだろうか。
キュラサイトは泣きながら笑い始めた。
ムームー「じゃあ、新しい必殺技を作ろう。その技で死霊を一気に倒してみせるよ」
ムームー「だから、泣かないで....」

キュラサイト「うん、これからもよろしく、ムームー」
晴れやかな顔でそう言うキュラサイトの顔から涙は消えていた。


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