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デフォシナ&オリシナキャラを喋らせて遊ぶスレ8

447 名無しさん@不意の鯖落ちにご用心 :2014/05/07(水) 22:45:15 ID:yxXXr3gk
NGT SC1〜SC3 〜帰らずの村 クリア後〜 1

「やってしまったな・・・」

 こちらの歩調に一生懸命合わせようとする天翼族の少女を見ながら、ウェネドラは空を仰いだ。
 この少女の為に、自分は同じ機関に所属する仲間を討った。それは銀の楔としてはあってはならないものだ。

 だが、こちらにも事情はあり、また世界の情勢もあった。
 彼らは開戦前に任務に就き、辺境の調査という事もありしばらく本部と連絡を取り合っていなかった。
 故に最新の状況を把握していなかったのだろう。
 天使と名乗るあの空飛ぶ化け物共を教皇が神と呼ばなければ、ウェネドラとてこの少女を生かしてはおかなかった。
 しかし、今は十字軍の中核となる戦力であり、神と崇められる存在である。
 たとえこの少女が先の戦闘では竦んでほとんど足手まといだったとしても、だ。

 もちろん、たとえ今からでも事故を装って殺す事は難しい事ではない。
 だがしかし、ウェネドラはこの少女に在りし日の自分を重ねてしまった。

 地上に巣食う害虫共に襲われた故郷。
 故郷を滅ぼした悪魔に救われた、惨めな幼い少女。
 何もできず見ているだけしか出来なかった。

 そう思った時、咄嗟に体が動いた。
 そのたった一つの動作で、道は選ばれてしまった。
 あの場で少女と共に死ぬか、生きるかを。

 それでもその時は公開などしなかった。
 これで助けられると思った。変えられるのではと思った。
 そうして同胞を切り落とし終ってから気づく。
 忌むべき異種族に命を助けられる。
 この状況は、あの時の自分と何も変わらない。
 それは、新たに自分と同じ境遇の者を作ったように思えた。


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