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博麗霊夢の一日 二日目
1
:
名前が無い程度の能力
:2012/12/24(月) 01:02:19 ID:isGPS3jc0
前スレ
博麗霊夢の一日 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/41116/1293435305/
6:00
起床。最近めっきりと冷え込んできた。
もう少しだけ布団の中にいたいという気持ちを振り払い、もぞもぞと這い出す。
253
:
名前が無い程度の能力
:2015/01/29(木) 16:46:37 ID:bJfwbSDoO
7:42
いたずら妖精の体はヨウセイイバラのトリモチで固められていた。
蜘蛛の糸の様に獲物をからめとるのだ。
繊細な羽を傷付けないように気を使い、指先で外してゆく。
「あんた運がいいわよ、ツルに触れてたら今ごろあいつの腹の中だから」
「ごめんなさい霊夢、ごめんなさい…」
仕方ないわね…涙目のサニーを見たら叱る気になれなかった。甘いな自分。
それより、今は時間との勝負だ。
根気のいる手作業を続けるなか、雨がまたぱらついてきた。
額に汗を浮かべながら、濡れた体がじわじわと冷えてゆく。
私自身体力の消耗を感じているのだ。
254
:
名前が無い程度の能力
:2015/01/30(金) 16:11:33 ID:oLbNwImYO
8:05
「羽、動かしてみて。ゆっくりよ?」
「うん」
濡れそぼってしまってすぐには飛べないが、痛みは無いようだ。
私は深く息を吐いた。
ようやくサニーの一部を自由に出来た。
「悪いけど、もう時間がないわ」
私はねばついたサニーの服を裂いてかかる。
たちまち白い肌着一枚になったのを、そっと引き離す。
「歩ける?」
「だ、大丈夫…」
しかし小さな足がふらつくのをみて
「いいわ、さあ来なさい」
抱き抱えることにする。
「霊夢、ありがとう…」
湿った布地ごしに伝わる暖かさが私を安心させてくれた。
それが油断を生んでしまった。
私は立ち上がり相手に背を向ける。その時
「!」
突然、左足首を掴まれた。
まだ生きているツルに気づいていなかったのだ。
255
:
名前が無い程度の能力
:2015/01/31(土) 15:16:02 ID:WMtej2lQO
8:08
不覚!
幸い足先は革のブーツを履いていてトゲで傷付く心配はなかったが、固く締め上げられ、ちょっとやそっとでは外れそうにない。
足を引かれて、サニーを抱いたまま前のめりに倒れた。
くっ!…
水辺のぬかるんだ地面を片手と片ひざでなんとか支えた。
振り向くとツルがぴん、と張られ左足は宙に浮いている。
ぐっ、と耐える。
化け物花は大きな花弁を唇のようにすぼめていた。
私はとっさに身を屈める、と同時に顔に何かが飛んできた。
びちゃっ!
ぶつかったこぶし大のそれは、獲物の動きを止める粘液の弾だった。
びちゃっ!びちゃっ!
顔に、肩に、背中に、腰に、体のありとあらゆる所にねばついた液が降り注いだ。
まるで水飴を塗りたくられたような感触…どろりとした透明の液は空気に触れるとピンク色に変わり固まってゆく。
それが自由をうばう。
巨人の手に柔らかく掴まれたようだ。
すでに私は体をよじることすらできなかった。
全身にじわじわと粘液の重みがのしかかる。
ぬかるみの中にひざや手がめり込んでいった…
。
256
:
掲示板の凍結準備に入ります。詳細は板トップに。
:2015/02/03(火) 23:46:35 ID:NwfiJU22O
8:20
「サニー、動ける?」
「う、うん」
両の肩からふくらはぎまで、生暖かい餅をどっさり載せられたような重み。
関節がきしむ。
ヨウセイイバラの粘液が外気に触れて固まり始めると、私の体は締め付けられてゆく。
自由の効かない体を奮い立たせ、汚れた顔を起こし、両手をふんばった。
わずかなスキマができると
「さあ、早く私の下から出なさい」
「で、でも」
「私は平気よ、さあ!」
胸の下からはい出した肌着姿のサニーは、私を見て悲鳴をあげそうだった。
すでに四方から伸びたツルが私の二の腕やふとももにからみついていたのだ。
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