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博麗霊夢の一日 二日目

191名前が無い程度の能力:2013/10/25(金) 20:27:04 ID:wrTAEi2cO
(紅魔館でそんな展開は露知らず)
15:55
冬は陽が落ちるのが早い。
楽しいうたげもそろそろお開きだ。
「今日は楽しゅうございました」
代表で庄屋さんが頭を下げる。
少し照れで顔を火照らせながら私は帰路の安全を祈り、一同の頭上にお祓い棒を振るった。
「博麗さま、また」
松明に囲まれて人々が手を振る。晴れ着姿の妹紅や慧音に護衛は申し訳ないと退治人衆がはりきって周囲を固めている。
「スカーレット様、またよろしくお願いします」
「ああ、私もな…」
そう頭を下げる若旦那たちをレミリアは縁側に立って優雅に見送った。
商人衆は抜け目無く紅魔館と大口の取引を結んでいた。お正月早々、上客をつかんだ若旦那たちはほくほくだろう。
「霊夢さーん!」
小鈴が手を振る。
「霊夢、今日はお疲れ様」
横で慧音が笑っていた。
「霊夢さん!またお願いしますね!」
そう。私は今度、この子と紅魔館に行くことになったのだ。
紅魔境に護衛なしで入るのは流石に無理だ。
空を飛べない小鈴は里から館に納品に行く馬そりに同乗することが決まっている。そこには咲夜か美鈴も同乗するはずだが…何故か同行を要請される。“夢”の件でこの子には借りがある。仕方ないのだ。


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