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【お題で嫁を】お題で簡単にSSを作ってみようか【自慢するスレ】

64名前が無い程度の能力:2009/09/30(水) 20:58:41 ID:nzaSFcLM0
「はい。こんな本で良いですか?」
「中身は知らんがきっとそれだ。助かったぜ。約束の粉をやろう」

 魔理沙は小袋を手渡した。
 中を開ければ、石けんを削った粉末が入っている。

「勿論、新品をあいつが一回使っただけの石けん。その表面を薄く削った、極上品だ」
「パ、パチュリー様ァ!! スーハァー!スーハァー!」
「うふふ……お主も小悪魔よのう」

 耳をふさいでいるパチェリーの背後を素通りし、魔理沙は帰途についた。




「さて、ハロウィンとはどんな魔法だ?」

 小悪魔を買収して持ってこさせた本は、このような題であった。
『十日でマスター! ハロウィンを極めて君もアフリカ人に』
 室戸市名物シットロト踊りについて、よく説明されている。

「めらっさめらっさ」
「魔理沙。絶好調ね」

 霊夢が西瓜を持って現れた。




「そのハロウィンは間違っているわ」
「なんだって」
「このハロウィンが正解よ」

 西瓜を天井に吊るすと、霊夢は帰っていった。

「そうか」
「そうよ」

 西瓜が割れて、中から霊夢が落ちてきた。

「今日は私の誕生日なの」
「おめでとう……霊夢」
「魔理沙、騙されないで」
「アリス!」

 アリスは持ってきたカボチャを素手で握りつぶした。

「霊夢、たすけてくれ」

 魔理沙はアリスに連れ去られた。




「西瓜、食べそこねた……」

 霊夢は床に散らばった種を拾い集めた。
 西瓜の種を魔法の森にまくと、花が咲いて実ができて馬車になった。

「おお、これは……。魔理沙、今助けに行くわ」
「その必要はない」
「だれ」
「シャンハーイ」

 霊夢は上海人形をつかまえて、助手席に乗せた。

「あんたはシャンハイなんかじゃない」
「よく見破ってくれた。私が魔理沙だ」
「西瓜のおかげね」

 遠い国で二人は幸せに暮らしました。〔終〕


お題:つかれた時の気分転換 キャラ:妖夢


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