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【お題で嫁を】お題で簡単にSSを作ってみようか【自慢するスレ】
62
:
>>58
:2009/08/15(土) 20:50:05 ID:/z2EbQFc0
「これが、綿菓子です。」
「・・・凄い・・・」
「お、おい、こんなの紫でも出来ない奇跡なんじゃないか?」
「あ、あの真ん中の回るところ、見てみたいな−。」
「おいおい、変にいじって壊したら大変だぞ。」
「こ、壊さない自信くらいあるよー。」
「・・・・ホントかなぁ・・・。」
「おい早苗、せっかく作った「奇跡」の綿菓子、霊夢達にも振る舞わないと
溶けてしまうぞ?」
「そうそう、綿菓子は作りたてが美味しいんだよ−?」
「え?お二方・・・」
「ま、その、あれだ、我々もたまには人間の作ったものをだな・・・」
「神奈子ってばそういうものには実は目がないもんねー」
「ぐ、ぐぬぅ・・・・」
「も、もう、ひ、酷すぎます!!私だってろくに食べていない綿菓子なんですから!!
じゃあこれは私が1人で食べることにします!!」
「お、おいおい・・・」
「まあ、粗目の砂糖があればまた作れるんだから、まずは早苗さんが食べるといいんじゃないかな。」
「香霖、さすが女の子には甘いよな―。綿菓子だけに」
「魔理沙、それはちょっと・・・」
「あははははは!!」
幻想郷に響き渡る笑い声。周りは既に人影もまばらであったが
その一角だけは光り輝く1つの白い雲で輝いていた。
そして早苗は作り出した奇跡の綿菓子を頬張る。
単純に甘いだけのお菓子と言えばそれまでだが、昔食べた綿菓子とはひと味もふた味も違う。
奇跡と信仰が作り上げた綿菓子。そして外の世界では無かった人との触れあい。
祭は終わりと共に夢と化すが、終わりはまた始まりとなる。
「また、皆さんと一緒に・・・・、来年も・・・・」
こぼれる水は、汗か涙か。それは綿菓子に隠れてご愛敬。
木々からはツクツクボウシの声が聞こえ始めていた。
糸冬
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