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【お題で嫁を】お題で簡単にSSを作ってみようか【自慢するスレ】
61
:
>>58
:2009/08/15(土) 20:49:34 ID:/z2EbQFc0
「おーい、霊夢−!!」
「あ、魔理沙・・・と、あれ、霖之助さん?」
「やあ霊夢。こんなところで会うとは・・・、というか、君は自分の神社で
夏祭りをしないのかい?」
「ひ、ひどい!!霖之助さんまで!!」
「ははは、冗談だよ冗談。君にはそういう行事は似合わないのは十分承知さ。」
「も、もうー。」
「ま、いつも賽銭ばっか強請っている巫女じゃそんな甲斐性ないだろ。
自業自得自業自得」
「ま、魔理沙まで―。」
「はははは、って、おっと、せっかくここまで来たんだ、香霖がまた外の世界から
凄い物を拾ってきたらしいんだ、時間があるなら見ていかないか?」
「な、なにこれ・・・大きなお鍋みたいだけど・・・、この真ん中の回るものは?」
「おーっと、これはだな、どうやら外の世界のお祭りで使う物らしい。」
「・・・・・」
「ん?早苗?どうしたんだ?」
「こ、これはもしかして・・・」
「早苗さん、これを知っているのかい?」
「は、はい。間違いありません。見間違える訳ありません。あの時きらきらした
あの輝きを忘れる訳が・・・」
「早苗?もったいぶってないで早く言えよ?何なんだよこれは?」
「えーと、そのー、綿菓子を作る機械です・・・」
「「「!?」」」
「この真ん中に粗目の砂糖を入れて機械を動かすと、砂糖が溶けて綿のように
出てきます。それをお箸で絡め取ると、ふわふわして美味しい綿菓子が出来るんですよ。」
「へー、綿菓子っていうんだ。さっき言いかけたきらきらしたものって、それ?」
「そうです。」
「おい香霖、これ何とか動かせないのかよ?」
「そうだな、外の世界の「コンセント」という電気の規格で動いている品物だからな、
電気とその「コンセント」がないと動かせないし・・・あと粗目の砂糖も結構貴重な」
「さーて、ここで登場、河城にとり特製「こんせんと」付き自動発電機だよー!」
「ほれ、早苗。粗目の砂糖なぞ我にかかればこの通り。」
「とか何とか行って色々やりくりしていたくせに―」
「う、うるさい!!」
いつの間にか二柱の神様と、発明好きの河童がそこにいた。
河童はコンセントの付いた不思議な箱を、赤い神様は木の器に満面無く入った
粗目の砂糖を、そして紫の神様は木の箸を皿に持っていた。
「にとりさん、神奈子様、諏訪子様・・・」
「なにやら集まっていると思えば、あの時の綿菓子を思い出していたのか、早苗。」
「まあ早苗も小さかったもんねー。綿菓子だって貴重な思い出でしょ。」
「香霖さん、また外の世界の機械を見せてもらえるなんて本当うれしいよ。
でも外の世界って「こんせんと」があれば結構何でも繋げられるんだね−。」
「最近の機械はそうみたいだね。じゃあせっかくだからこの機械を動かしてみますか。」
そうやって道具屋の主人と河童は機械のコードをコンセントに繋ぎ、そして
右脇のスイッチを入れた。
ぐぉーーーーん!!
「わ、わ、す、凄い音!!」
「こ、こんなにうるさいものなのか、これは?」
「え、えーと、ただ単に動かしただけですから、こ、これから不思議な「奇跡」を
お見せしますね?」
「奇跡?」
「神奈子様、粗目の砂糖を。」
「それ。無駄に使うでないぞ。」
「それは大丈夫です。ひとつまみひとつまみっと・・・、えい!!」
粗目の砂糖を真ん中の回転する突起に入れてしばらくすると、その突起から
白い雲のようなものが染みだしてきた。
「す、すごーい。雲だ雲だ−。」
「お、おいすげえぜこれ。本当に奇跡だ!」
「へー、なるほど−。電気の力で真ん中の砂糖を溶かして、それを空中に出すと・・・」
「諏訪子様、割り箸を。」
「はいどうぞー。」
そして早苗は染みだした雲を箸で絡め取る。初めは小さかった固まりが、だんだんと
白い雲を彷彿させるかのように大きくなった。
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