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【お題で嫁を】お題で簡単にSSを作ってみようか【自慢するスレ】
223
:
名前が無い程度の能力
:2011/11/20(日) 14:58:28 ID:M.S2BpXI0
>>222
『晴天の霹靂』
今日は良く晴れていた。
とても良く晴れていた。
まさに晴天。天晴れだ。
……四季様の気分とは、裏腹に。
「小町ぃッ!」
ああ、四季様のバックに雷が見える。
可笑しいなあ、今日晴れじゃなかったっけ。
「貴方はまた仕事をサボって!貴方はやれば出来るのですからちゃんと仕事をしなさい!
そもそもあなたは仕事の意欲が足りない!何故この仕事をやっているのかと問い詰めたくなるくらいに!」
あたいは今正座中で四季様の説教を受けている。
ああ、足が痺れて来た。雷の効果だろうか。
「あなたは船頭死神に特別に与えられる、"距離を操る程度の能力"も良く使いこなせています!
同期の中でも飛び抜ける程に!それと仕事意欲が比例しないのは何故ですか!」
だって今日は晴れですよ四季様。そりゃあ眠くなっちゃうってもんでしょ。
……とは、正直者のあたいも恐れ多くてさすがに言えない。
「そう、あなたは少し怠慢すぎる。仕事意欲を取り戻し、今回や前回のサボタージュの分の仕事をこなす事。
それがあなたにできる善行です」
そう説教は締めくくられた。
四季様にしては短い方である。その短い期間に、雷によってあたいの足は完全に痺れてしまったわけだけど。
はいすいません、と中身のない返事を適当に言うと四季様は変な目でこっちを見た。
「……本当に反省していますか?」
「はい。反省しています」
反省はしてます。
四季様に嘘は通じない。あたいはただ真実を言っただけである。
「……私の説教の内容を、もう一度、大雑把で良いので、繰り返してみなさい」
「えっ」
やばい覚えてない。あたいは戦慄を覚えた。
あたいは黙る。四季様が苛々するようにこちらを見た。
「……すいません、覚えてません」
「小町ぃっ!!」
ああ、またバックに雷が見える。
まさに晴天の霹靂と言ったところだろうか。
そんな事を考えていたら、また四季様に雷を落とされた。
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