[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【お題で嫁を】お題で簡単にSSを作ってみようか【自慢するスレ】
219
:
名前が無い程度の能力
:2011/11/20(日) 10:43:04 ID:fU9SqcWI0
>>196
「スポーツ」
幻想郷に冬が訪れた。
荘厳な里山は一面の銀世界となり、空は高らかに青く澄み渡っている。
昨今、幻想郷ではスキーやスノーボードが流行っていた。
妖怪の山の一角にスキー場が開設されたのも、ウインタースポーツが流行するきっかけとなった。
スキー場は妖怪だけでなく人間にも開放され、連日多くのスキー客で賑わっている。
「いやっほぅ〜!」
上級者向けの起伏の激しいコースから、雄叫びを上げて黒い弾丸が直滑降で駈けていく。
スキーを上手く操舵しながら麓に到着したのは、黒いスキーウェアに身を包んだ霧雨 魔理沙だった。
「あはっは、スキーって面白いな!」
ゴーグルを外して、汗ばんだ額を手で拭いながら魔理沙は上機嫌で笑った。
ちなみに魔理沙のスキー用品は香霖堂の倉庫から引っ張り出してきたものだ。
その様子を三白眼で見ていたのは、いつもの巫女装束にドテラを羽織った博麗霊夢である。
「まったく、アンタのスピード狂には呆れるわ。マスタースパーク噴射しながら滑り降りるなんて馬鹿なの?」
そう言いながら霊夢は手に持っていた紙コップへ口を付けた。湯気が立ち上る紙コップには、熱々の甘酒が入っている。
「なんだよ、楽しまなきゃ損だろ。霊夢こそ、カンジキなんか履いてないで一緒に滑ろうぜ」
甘酒を飲んでホッと一息つく霊夢の足元を見ながら、魔理沙は苦笑していた。
「私はパス。それより、アンタよりも目立つ奴が降りてきたわよ…」
「あぁん?」
霊夢の指差す方向を、魔理沙は怪訝な表情で振り向いた。
すると、そこには何故かスカイブルーのビキニを着て華麗にスノーボードを操る冬の妖怪が居た。
滑らかな腰遣いは、水着の為に艶めかしく強調されている。豊満な乳房は、今にも水着からはみ出んばかりの勢いで揺れている。
広瀬香美も驚天する格好で滑り降りてきたのは、『冬の忘れ物』ことレティ・ホワイトロックであった。
「あら、アナタたちも来ていたのね。そんなに厚着して蒸し暑くない?」
「………お前と一緒にするな」
ぶるんと跳ねるレティのおっぱいに羨望と嫉妬の眼差しを向けながら、魔理沙は苦々しく呟いた。
腹回りが少々太ましいが、それを差し引いても巨大な存在感を誇るレティの肉体美に、衆目は釘づけだ。
「ふふっ、まぁ怪我のないようにね。雪山って油断していると怖いわよ…」
意味深な忠告を投げ掛け、レティは再び滑降すべく山頂の方へ飛び去って行った。
「ちぇ、おっぱいデカいからって偉そうに……気晴らしにもう一回滑ってくる」
「元気でよろしいこと。私は休憩所に引き上げるわ……」
陽光を反射する雪原の眩しさに目を細めながら魔理沙はリフトへ向かい、霊夢は手をひらひら振りながら踵を返した。【了】
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板