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【お題で嫁を】お題で簡単にSSを作ってみようか【自慢するスレ】

131愛欲が尽きない程度の能力:2010/02/01(月) 21:00:29 ID:1ofn/HG20
新参。
お題の洗濯やってみたよ。
キャラ:ルーミア&アリス



魔法の森で、一人の妖怪が走っていた。
豪雨の中を、傘も差さずに雨によって泥と化した地面を蹴っていた。

妖怪の名前はルーミア。
妖怪の中では弱い部類に入る妖怪で、人食い。
闇を操る能力を持っており、彼女の周りは闇で覆ってある。

「うわぁっ!?」
泥で足が滑って、顔ごと地面へ投げ出す。
最悪だ。
ルーミアは起き上がって、汚れた服を見つめた。

「……ん?」
遠い向こう。
何かが光っている。
それに一縷の望みを託して、ルーミアはそこへ転ばないように走って行った。


そこは家だった。
ルーミアはそこのドアをノックするより早く、屋根の下にもぐりこんだ。
これで雨を防げる。
見ると、雷が雨雲を照らしていた。
ここを発見できてよかった、と思いながらもルーミアは寒さに耐えきれずに扉をノックした。

意外と早くに扉は開いた。
ルーミアはその扉を開いた人物の顔を見た。
自分と同じ金髪の女性だ。

「あれ、あなたどうしたの?……凄い汚れじゃない!まさかこの雨の中走ってきたの?
 ……とりあえず上がって。紅茶とクッキーくらいは出せるわ」
「ありがとー」
ルーミアはそう呟いて部屋の中へ入った。
部屋の中は、屋内だからか外が寒かったからか暖かかった。

「あったかーい」
うんと腕を伸ばす。
腕の部分が濡れてあまり良い気もちはしなかったが、それでも暖かさこそルーミアの求めていたものだ。
金髪の女性は戸棚から服を取り出すと、ルーミアに渡した。

「とりあえずそれに着替えて」
ルーミアは指示に従って服を渡されたそれに着替えた。
金髪の女性は服を取って部屋に入ると、水を入れた桶の中にそれを沈めた。
そしてテーブルのある部屋――おそらく居間だろう――にルーミアを通した。


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