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ぷにぷにの星
165
:
ジョーカー(*_*:)
◆hXtxWs40rA
:2008/09/29(月) 16:02:23 ID:Gx80LTTU0
「5...4...3...2...1...投下」
暗闇に包まれた大地に今、手に収まるほどの小さな球がひとつ落とされた。
それが地面に衝突した直後、まばゆい光が辺り一面を照らすとともに、
星まで届きそうな勢いで炎が上空へと突き抜ける。
地面が激しく揺れ動き、嵐などかわいく思えるほどの
炎の竜巻が地上をしばらくのあいだ支配した。
それまでその地上に我がもの顔で建っていた城は、
積み木で出来た城のようにあっけなく崩れ落ち、砂となって吹き飛んだ。
『ジャイアントボム G2』
ネクシス社とチーム、アンチメカニックの
共同開発によって生み出された広範囲用投下型爆弾である。
爆発すると、決められた範囲内に高エネルギーが
発生し、炎がうずを作る。爆発に巻き込まれた物体を破壊しつくし、
残片は爆発の中心部に引き寄せられ消滅する。
この威力に比べれば、原型である技『ジャイアントアタック』は
子供のオモチャに過ぎない。
第1級特殊兵器とされたこの『ジャイアントボム』を
扱えるのは、この世界において1つの団体のみ……。
「クソォ、私の城を、私の故郷をよくも……!」
少し離れた高地にて、地上の爆発を見届けていた博士はなげいていた。
3日前、彼らに爆弾投下の予告がされた後、対策を練っていたものの
相手が相手であったため、結局メカぷに軍総勢で避難することしかできなかった。
「日の当たらぬ場所ですら私たちの居場所と認めないつもりか
私たちに…、消えて無くなれと…、この世界から……」
━━時は1年前に遡る。
とある日、世界は2極化した。正義と悪。
それぞれが戦力を結集させ、全世界を舞台に激しい火花を散らす戦いが勃発した。
多大な犠牲を払ったこの戦いで勝利を収めたのは、正義側であった。
戦いの中で正義側は悪から土地、技術、エネルギー資源に至るまで、
その全てを奪い去っていった。後に『最終決戦』と名付けられた歴史上の大事件である。
アンチメカニック。
それが正義側の主戦力として、戦いの最前線で活躍した者達の名称だ。
元々違う国、世界の者同士が戦いをきっかけに力を合わせ、勝利を獲得したのだ。
今、この世界は彼らアンチメカニックによって、完全に統治されている。
吸収した技術とエネルギー資源によって文明レベルは急速に発達し、
戦いの爪痕を回復しきった今もなお、世界を導いているのは彼らだった。
世界から悪を排除し、平和をもたらすために彼らが企てた計画がある。
『ワールド・ワン計画』
世界をひとつなぎにし、共有する。
そんな夢とされていた理想的平和の実現がこの計画の目的であった。
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