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すいかが食べたい小説
37
:
売り瓜
◆cblont0SFs
:2008/03/14(金) 00:24:12 ID:ww1Hw3OM0
前に、何かが液体を核ごと吹き飛ばした。
それは飛び散る前に液体を蒸発させ、柔らかい核を簡単に破壊した。
「炎の玉(ファイアーボール)」
「まったく、何やってんだか」
背後から声が聞こえる。
スタスタと、ゆっくり誰かが近づいてくるのがわかる。
瓜太はゆっくりと振り向く。夜の月明かりではシルエットしかわからないが、瓜太にはそれが誰だか、声でわかる。
「何でここにいるんだよ、師匠」
「あら、言い草ね。ぷよちゃんごときに泣き顔で逃げ回ってたのは、どこの誰かしらん♪」
「泣いてねえ!」
うっすらと、シルエットに立体感が浮かび上がってくる。
長身で、体形はスラッとしていて、普通に見ればかなりスタイルがいい。
赤いジャンパーをはおり、右手には漆黒の鞘。
黒いしなやかな髪は、後ろでひとつ結びにされ、それでも腰の辺りまで届いていた。
顔は傍(はた)から見れば美人、年齢はおそらく20前後を予想させる。
「なーに人の顔ジロジロと見てんのよ?この思春期お兄さん♪」
「別に見てねっつの。ただ解説が必要だろうなとか思っただけだ」
「?」と首を傾げる彼女の名は「厳島 薫(いつくしま かおる)」
瓜太の師匠のような存在である。
瓜太によると、尊敬してるのかどうかより、尊敬していいのかどうかが疑問らしい。
反面、師匠である薫のほうは、瓜太は尊敬の眼差しで私を見てると勝手に思い込んでいる。
瓜太は後ろを振り向くと、べちゃべちゃになって溶けている、青い液体を見た。
「とっころでー、瓜太ちゃん。何がどうなって魔物がこの町に侵入して来たのかしら?」
軽い口調で話しながら、瓜太の横を通り過ぎた。
「・・・」
瓜太は少しの沈黙を作り出す。
その間に薫は、道路にへばりついた液体のもとへとたどり着いていた。
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