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ミュージックコレクション役所→198人目

196あきらめるということをしらないおかた:2010/08/01(日) 03:24:12 ID:ERYrfAEE
清スレでこんなんありましたけど、つまりどういうことなんですか?


役所の脳内で 「自分にとっての不都合の忘却」を
「容認」する部分、「否認」する部分をそれぞれ”幽霊”という存在に
置き換えて、前者を小西、後者を葉月としている。
「叫び」は幽霊の要求。
葉月の「叫び」は良心の呵責の様なもの

はじめ、役所は現実逃避として、小西の存在を受け入れているから
葉月が”叫ぶ”ことで役所に対して訴えかけることになる。
最終的に、役所は小西でなく葉月の要求を選択してしまうので
立場が逆になり、小西の方が、”叫ぶ“側になる。


ラストの小西の「叫」は、役所の変化を表してたんだろう。
二人の骨を拾ったことで、「この世に未練を残す者」の声が聞こえなくなった。
それは裏を返すと、途中で精神科医の話にもあったように、
「幽霊」というものが他でもないそれを見る者自身の心の鏡だということ。

二人の骨を拾うことで「過去との訣別」を達成した役所は、
葉月の呪いから解放される代わりに、愛する者への想いを失った。
だから劇場の音響設備の限界のような葉月の「叫」を観客に散々聴かせた後に、
ラストの小西の「叫」だけは「無音」。




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