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】伯爵婦人のミルクホール【
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もう少しごめん遊ばせ。
あたくし、ペット屋でゲ-ジで一匹だけでしょんぼりしているところを
おじちゃんが見つけましたの。当時、おめめが悪く腫れておりまして
その上はげもござあましたの。目をしょぼしょぼしていて、しょんぼり
していたあたくしに胸を打たれ、おばちゃんに電話をしたらしいですの。
おばちゃんはわくわくしながら待っていたそうでござあます。
おばちゃんは何でもあたくしを見たとき、宇宙人のような顔と思ったらしい
ざます。べいび-だったあたくしはおばちゃんに洗面所で洗われましたの。
なにせ手のひらサイズでござあましたので。
ごろごろ兄様にはあたくしつくして
つくしまくりましたの。ごろ兄様の毛繕いを進んでいたしました。毎日
おめめの薬をぬられ、はげも治らず、ごろ兄様、ニコライ兄様もはげになり
あたくし病院につれていかれまして、血液検査をされましたが、異常なし
だったざます。先生にお目目の薬を塗られ、目をしょぼしょぼさせ、若先生
でしたので注射をさすところを間違えてしまい、あたくしの細腕が血まみれ
になりまして、前足には絆創膏、お目目はしょぼしょぼで大変でござあました。
ほ-っほっほっほ。今では20代の好青年はあたくしを女王とよぶのでござあ
ます。ほ-っほっほっほ。
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