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【抱腹】ワンだ日記【絶倒】
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「次、ワンだ君だね。さーて練習の成果はどうかな?今日はどんなリードを
使ってるの?」含み笑いをしながら彼は近づいて来た。
しかしミートソースで唇ぎらぎら、イカ墨でおはぐろ状態の私を一見し、マウス
ピースをくわえた瞬間彼の表情が変わった。
「ワンだ君、とりあえずここのフレーズを吹いてもらおうかな。」そそくさと私に
楽器を返すと彼はそう言ったが、いかんせん彼の口臭と私の口臭が絶妙に
ブレンドされ、演奏どころではない。
彼の標的は、腕は私より遥かに落ちるが容姿の方は私の次にカワイイ
S美へと変わった。これでもう安心である。
ところが翌日指揮者に呼ばれて「お前はしばらくパーカッションを手伝って
くれ。」と言われてしまった。匂いに敏感な彼は日ごとに悪臭を増す私の
存在に嫌気がさしたらしく、最前列から2番目の席から最後部へと遠ざけ
られてしまった。
「お前、とりあえずトライアングルだけな。」
「へ トライアングルだけですか?あの、この組曲ってすっごく長いのに、
トライアングルの出番は中間部と最後だけのたった6小節ですよね?」
「正確には5小節半な。なんだよ、やる気ねーのかよ。」
「ありますあります。」
通し練習が始まり、私は小節を数え続けた。
「いちにさんし にーにーさんし。。。。。。ごじゅうよんさんし ごじゅうごさんし
あと22小節でやっと出番だ♪ ろくじゅういちさんし ろくじゅうにさんし。。」
「ストーップ!ホルンとトロンボーン、そこリズムが甘いよ。スタッカートもっと
効かせてよね。うんぱっうんぱっ ぱっぱーぱーぱぱっ!って感じ。
それじゃあたまからねー。」
あたまから?最初からやり直し? あああ。
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