したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

【抱腹】ワンだ日記【絶倒】

494ワンだ:2003/01/29(水) 00:39
まず白ワインが兄の手でおごそかに注がれました。
いいワインはいきなりぐびぐび飲んではいけないのです。
グラスをぐるんぐるん回して香りを立たせ、くんくんしなければいけないのです。
私は正しい作法にのっとりグラスを正確に24回回し、くんくんしました。
ふむ。これを何かに喩えるとすると、「とある夏の日、高原の午後。真っ白な
入道雲と澄み切った青空の下でテニスを楽しんでいる、まだ恋の意味さえ
知らないピュアで可憐な夢見る少女のわきの下の汗染みの匂い。」


数年前にも同じ感想を述べた途端「失礼なっ。価値の分からんやつめ。」と
ぶんむくれていた兄も今回は「んー、確かにそれに近い匂いはするかもしれん。」
と渋々認めていました。

次に赤ワイン。
ふむ。これはずばり「工業用アルコールの匂い。」
しかし正しい作法にのっとりグラスを正確に16回回してくんくんすると、
アラ不思議。香りが徐々に変化していくではありませんか。
ふむ。これを何かに喩えるとすると、「とある夏の日、高原の午後。真っ白な
入道雲と澄み切った青空の下で、夢見る少女が食べこぼしのおせんべいに
群がって来たありんこを大量抹殺した時に指についた匂い。」

「どうせならもう1本とっておきのを開けようか?」
少ないお小遣いからようやく買ったご自慢のワインを、私がこれほど
こき下ろしているのに。脳天気なやつ。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板