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2010年度、第8回 高校生福祉文化賞エッセイコンテストに入賞されている作品の中で第一分野「人とのふれあい」より優秀賞を取った
福岡県立輝翔館中等教育学校/4年の松尾駿吾くんの作品「空の絵」が
2004年11月に投稿された「小学生のとき、少し足し算、引き算の計算や、
会話のテンポが少し遅いA君がいた。」のコピペに類似する点がある事が分かった。
ちなみに、このコンテストでは入賞作品に賞金もかかっている事が分かっている。
◆入賞作品
私は人一倍、絵を描くのが好きだ。
私が絵に興味を持ち始めたのは小学四年の頃、ある友達との出会いがきっかけだった。
その子は足し算引き算の計算や会話のテンポが周りの人より少し遅かった。
が、絵のとても上手な子だった。彼はよく絵を描いていた。
エメラルドグリーンの綺麗な青空の絵だ。その吸い込まれそうな空に私は幼心ながら驚嘆した。
当時の担任の先生は、算数の時間になるといつも、その子に問題を聞いていた。
頬に冷や汗を浮かべながら「ええと、ええと」と必死に答えようとする彼の姿を見て、
他の子達はくすくす笑っていた。先生は答えが出るまでしつこく何度も言わせた。私はその先生が嫌いだった。
六年生になる少し前、その先生が他の学校に転任することがわかった。
学年末の全校集会で生徒代表としてお別れの言葉を言う人を決める事になった。
「先生に一番世話をやかせたのだから、あの子がやれよ」と誰かが言った。話し合いの結果、結局彼が
言う役になり、当日、彼のお別れの言葉が始まった。
「僕を普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました。」
絵の具の使い方を教えてくれた事、つきっきりで算盤を教えてくれた事など、
彼の感謝の言葉は十分以上に及んだ。
静まりかえる体育館の中、先生が拳をぶるぶる震わせ嗚咽をくい縛る声が響いた。
「彼は絵の才能の代わりに他の持ち物が皆に比べて少ない。だけどそれは決して取り戻せない物ではない。
そして彼はそれを一生懸命自分の物にしようとしている。これは決して簡単なことではない。」
その後に先生が言ったこの言葉を聞いて私は、厳しさとは優しさの裏返しであると思った。
そして、先生のことを嫌いだと思っていた自分が恥ずかしくなった。
毎年、先生の家には、一枚の空の絵が送られてくる。先生が彼に作り方を教えた、
綺麗なエメラルドグリーンの空が。
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