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ゲームの物語紹介スレ

77サガフロンティア ブルー編その1 課せられた使命:2008/03/20(木) 20:35:31
ここは魔法王国の名を冠するリージョン、マジックキングダム。
魔術と呼ばれる、このリージョンに住む人間のみが資質を有するとされる術を
魔法科学の研究により発明したリージョンでもある。

より優れた術士を生み出すべく教育する機関がある。そう、学校だ。
だが、マジックキングダムの学院は普通の学校とは違う。
外に出ることも許されず、ただひたすらに術を磨く人生を送らせる場所。
この日はその年の修了式…最も優れた術士が選ばれる日だった。

「修士終了式 開会!
 修了者の氏名発表を主任教授から行います」

「教授会による厳正な成績審査の結果
「全会一致により今期の修士修了者を修士ブルーに決定致しました」

「修士ブルー、前へ!」

金髪の術士、ブルーが部屋の中心へと歩む。
女神の描かれた高い高い天井。
広い吹き抜けの部屋の、何階分も上で彼を見下ろすのは
学院の教師達。

「ブルーよ、汝をマジックキングダムの術士に列する
 術士としての義務を果たし、キングダムへの忠誠を全うせよ
 慣例に従い、キングダムを離れ リージョン界への外遊を許可する
 修了者の第一の務めはリージョン界を巡り、術の資質を身に付け
 より高度な術を鍛錬することである。」

もっともらしい言葉。そしてこの言葉が付け加えられる。
「そのためにはあらゆる手段を用いてよい」

「異例の事だが、出発前に校長からのお言葉がある」
どうやらブルーは特に優れた術士らしい。

「ブルー、貴方は選ばれし者です。双子ゆえに魔力が強い」

そう。もう一つ存在するマジックキングダム裏の学院に…
彼が一度も顔を見たことのない、双子の弟がいるのだ。

「しかし、双子のままでは術士として完成することはありません
 貴方はその運命に従わなくてはなりません
 今日、別な場所で貴方の双子の片割れのルージュも
 同じように終了の日を迎えています」
そして本題に入る。

「キングダムには不完全な術士よりも完璧な一人の術士を求めています。
 それは貴方だと信じてますよ、ブルー」

彼らはキングダムにとって、恐らくは道具でしかないのだろう。
「行きなさい。資質を身につけ…そして」



「ルージュを殺せ!」


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