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ゲームの物語紹介スレ
72
:
戦え!アルカイザー 第十三話 突入!ブラッククロス本部
:2008/03/19(水) 21:23:58
「何かあったのか、ホーク?」
久しぶりに機関室へ戻ったレッドはホークに問う。
「ブラッククロスの戦闘員のユニフォームを手に入れた。何かの役に立つだろう。」
見せたのは赤い戦闘員服。見たことがないものだった…。
ホークはもしかして…
「いったいどうやって… まあいいか。
これで奴等の巨大シップ、ブラックレイに乗り込んで、
そのままブラッククロスの本拠地へ突入してやる!ありがとよ、ホーク。」
「レッド!」
「分かってるよホーク。お互い、言えないことが多すぎるよな。」
そう告げて、レッドはブラックレイへと乗り込んだ。
ブラックレイの中にはレッドのものと同じ赤い戦闘員ばかり。
赤が所属のない下級、
青がシュウザー直下、緑がメタルブラック直下、黄がベルヴァ直下、桃がアラクーネ直下
そうなると恐らくは赤は上級戦闘員だろうか。
ブラックレイの中を歩き回り、二階の中心にあるブリッジを覗いてみる。
すると…そこにいたのは。
「(あれはメタルブラック?!俺が京で倒したはずだ…)」
そう。四天王最強の実力を有したあの鋼鉄のサムライ、メタルブラックだ。
すぐにドアを閉める…すると突然、ブラックレイの船内通信が響いた。
「今のは進入者だ、捕らえよ!」
メタルブラックの声。だが少し口調が変わっているような気がする。
とにかくブラッククロス本部までの間に逃げなければならない。
船内の戦闘員達が一斉にレッド達を追う。
なんとかまもなく到着のアナウンスが出るに至った…
が、そこまでだった。
メタルブラックはレッドの前に立ちはだかる。
「逃がさん!」
メタルブラック・改。以前と違う重量のあるボディで、
手には銃、体にはミサイル、重火器を満載した他の四天王を上回る強敵。
そして変わらずなのは秘剣ムーンスクレイバー。
更に磨きのかかったその技で彼らは追い詰められる。
メタルブラックは決して、改造の力だけに頼ってはいなかった。
しかし四天王を全員倒し、それからも技を磨き続けたレッド達は負けはしなかった。
メタルブラック改に数々の技を繰り出し、
そしてまたもメタルブラックを倒すことに成功する。
しかし…
「お前達を、ブラッククロス基地へ入れるわけにはいかん。
ブラックレイ、自爆スイッチオン!」
死ぬならばせめて道連れに…。
ブラックレイはブラッククロス本拠地上空で爆発を起こしたのだった。
だが彼らは誰一人として死んではいなかった。
仲間達とはぐれた隙に変身をしたレッドは、アルカイザーとして仲間達の前に姿を見せる。
「アルカイザー!」
アニーが言う。
「やあ、私もブラックレイに密航していたんだよ。
では、ブラッククロスを叩き潰しに行こう。」
「レッドが来てない。」
ヒューズが言う。
「彼なら大丈夫。ケガをしていたので、私が安全な所に連れていった。」
そして「レッド」は戦いの舞台から姿を消し、
アルカイザーの最後の戦いが今、幕を開けた。
そこはこれまでとは比べ物にならない警備だった。
大量の怪人や戦闘員が配備された巨大施設。
もう大分奥まで来た…そう思った時。アルカイザーはある部屋に足を踏み入れる。
そこにいたのはなんと…
「(!!母さん、藍子!!無事だったのか!!)」
そう、烈人の母と妹。彼らは生きていたのだ。
「イヤ、来ないで!!」
怖がる妹。思わずアルカイザーは口を滑らせかける。
「あい……
安心して、私はアルカイザー。怪しい者じゃない。
ブラッククロスの首領を倒してくるからここで待っていて。
(…良かった、本当に良かった。)」
妹と母の姿を見れた。天国の父も喜んでくれているだろう。
「あの、これを。」
「この鍵は?」
「Dr.クラインが持っているようにと。」
その鍵は、首領のいる間への鍵だった。
「Dr.クラインが…… ありがとう。」
折角生きていた母と妹だ。また平和な日々に戻してあげなければ。
…アルカイザーは最後の戦いへの、背中の最後の一押しをもらった。
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