したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ゲームの物語紹介スレ

68戦え!アルカイザー 第九話 歩き続ける旅人 後半:2008/03/19(水) 01:10:05
「なんでついてくるんだ?もう、金はないぜ。」
「ここからはボランティアよ。」
シュウザーの根城としていた廃墟へと入り込む。
途中、巨大な怪人・サイクロプスとの戦いを繰り広げたりしつつ、
青戦闘員達を蹴散らしていくレッド達。

そして着いたのはアジトの最上階。
とうとう復讐を遂げる時がやってきたのだ。
「シュウザー!!」
「誰かと思えば、小此木の小僧か!
 このシュウザー城を突破してきたことは誉めてやろう。
だが、ここが貴様の墓場だ!」

そしてかつて父を、母を、妹を殺した復讐すべき相手
改造人間・シュウザーとの対決が始まる。今度はもう、アルカールはいない。

爪によるクロー攻撃、回転攻撃、ジェットで飛び上がってのグランダースパイク。
いずれも強力な攻撃で、レッドの力ではキツい相手。
おまけに腕を射出し宙を自在に舞わせ、本体と別に攻撃を繰り出す
シュウザー得意の技、クロービットが彼らを追い詰める。
時折、攻撃をしておいて「やめろ!」という謎の声を発しながら。

だがレッドももう、変身なしでも闘えるだけの力を持っていた。
BJ&Kやアニーという仲間もいる。
レッドは仲間たちと共に攻撃を続けていき…
「なかなかやるなっ、だが…」
レッド達に突如として銃弾が降り注ぐ。
そして同時にシュウザーは高く飛び上がり…
ヘリに乗って逃げようとしている。
「待て!シュウザー!!」
レッドはヘリから降りた梯子に掴まり、シュウザーを追う。

「まったく、しつこい奴らだったぜ。」
遠く離れた、乾いた滑走路らしき場所で
部下と共にシュウザーは安心しきっていた。そこに。

「逃げられると思っているのか!」
「だ、誰だ!」
そう、レッド…いや、アルカイザーだ。

やっと…やっと追い詰めたシュウザー。
彼に、アルカイザーはこのときを待っていたとばかりに台詞を浴びせる。

「ブラッククロス四天王シュウザー、
 キサマは様々なテロ活動でブラッククロスの力を誇示し、恐怖をばらまいてきた。
 そのために多くの罪も無い人々が巻き添えになって命を落とした。」
そして最後の一言。
「その所業、許すわけにはいかん!覚悟しろ!!」

「は!この世に罪が無い人間などいるものか。
 能書きはいい、かかってこいアルカイザー。
 キサマを血祭りに上げ、四天王のトップに立ってやる!」
シュウザーとの再戦が始まる。またも爪攻撃に始まりクロービット、
そして火炎放射、毒ガスなどがアルカイザーを襲うが
こんなものはレッドの家族が負ったものに比べたら大した痛みなどではない。
ブライトナックル、シャイニングキック、スパークリングロールなど
さまざまな必殺技を彼に浴びせる。

追い詰めても尚強敵。アルカイザーは激闘を繰り広げ…
そしてシュウザーが苦しみだした。
トドメを刺してやる!そう意気込んだとき。

シュウザーの口から思わぬ言葉が発せられた。
「オレ様の頭には、小此木の脳が埋め込んであるんだ!
やれるか、アルカイザー!オレ様をやれるか!!」

やめろ、という声の主は…小此木博士、烈人の父だったのだ。
シュウザーを殺すことは…父を本当に殺すことになる。
烈人は躊躇う。そこにシュウザーは容赦なく攻撃を加えてくる。

…その後…彼は迷いを振り切った。
それが父の望んでいることならば。
そして何より、今の自分は烈人ではなく、
悪を許さぬ正義のヒーロー…アルカイザーなのだから。

レッドは高く飛び上がり、シュウザーに向かって最後の一撃を見舞う。
必殺 ディフレクト・ランス。
光の槍となったアルカイザーのキックはシュウザーの体を貫き…
そしてシュウザーは大爆発を起こし…消滅した。

復讐のときは終わった。
金色の仮面でその表情を隠しながら
暗く、音のひとつもない静かな滑走路を彼はただ独り…歩いていった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板