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ゲームの物語紹介スレ

61戦え!アルカイザー 第四話 キャンベルの謎:2008/03/18(火) 22:39:08
「こんな所で何してるんだ、ユリア?」

貨物室にいたのはユリアだった。
「ああ、レッド、ちょうど良かった。
大変なものを見つけちゃったの!」

そう言って入っていくとあったのはブランドのものと思われるロゴのついた
大きなダンボール箱。

中を覗いてみると…

「これは武器だぞ。
 こっちもだ。まさか、これ全部か!
 どこかで戦争でも始めようってのか?」

そう、兵器が中に積んであったのだ。
一体何が…?誰が…?

「怪しいな。ユリア、このことは誰にも言うなよ。」
「うん。ホークにも?」
「じゃあ、おっさんには話をしといてくれ。俺は荷主を調べてみる。」


その荷主は、大都会マンハッタンに居を構える大会社
キャンベル貿易会社のものだった。

「社長に会いたい。」
「おはようございます。どちら様でしょうか?」
「えーと、レッドだ。キグナス号の。」

「申し訳ございませんが、本日の面会者リストに御名前がございません。」
「話があるんだよ、キグナスの積み荷のことで!」

だが言っても聞いてももらえず、レッドは警備員に取り押さえられてしまう。
「来い。」
「放せよ!」

そこに、一人のスーツ姿の男が通りかかった。
「社長に会いたい
 IRPOの者だ。2、3聞きたいことがあってね。
 な〜に、時間は取らせないよ。」

同じく社長に用のある、警察の者らしい。
「おい、来いよ。俺の助手なんだ、放してやってくれ。」

警察官が気を利かせてくれて、レッドもなんとか社長へ面会することができた。

「何の御用かしら、ぼっちゃん?」
会うなりいきなり食ってかかるレッド。
だが警察官に殴られ、その場は黙っていることにした。

警察官が話し始める。
「ミス・キャンベル、あなたの取引相手の事でうかがいたいことがあります。
 クーロンのシーファー商会、どういう会社ですか?」
「なぜ当社に?先方に直接問い合わせてはいかがです?」
「それが、クーロンのその会社、存在しないんですよ。
 連絡もつかない。」

どうやら怪しい会社との取引があったらしい。
…積荷はそれだろう。

「まあ、不思議ですわね。」
「とぼけるなよ!!」

またも殴られるレッド。
「黙ってろと言ったはずだ。2度言わすな。
 …そんな怪しい会社とも取引を?」

「注文があり代金が振り込まれれば、
 どんな方でも私どものお客様です。
 伝票があります。お見せしましょう。」
「それには及びませんよ。また寄らせてもらいます」

今回は尻尾をつかむことはできなかった…しかし、怪しいのは確かなようだった。

「これじゃ、何にもわかんないぜ。いいのかよ、おっさん!」
「おっさん!? まだ若いつもりだがな〜
 まあ、これでどう出るかだな、キャンベル社長が。」

警察官はビルを見上げながらつぶやいた。
彼の名前はヒューズというらしい。


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