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ゲームの物語紹介スレ

57戦え!アルカイザー 第一話 誕生、正義のヒーロー・アルカイザー!:2008/03/17(月) 00:22:26
平和な町、シュライク。
リージョン界の中でも平和なこの町には
事件といえば、10年前に少女が失踪した事件ほどのものであり、
今では至って平和な日々が流れていた。

その日、バイオニクスの権威、小此木博士は、
息子の小此木烈人と車で外出、そして夫人と妹の待つ自宅へと帰宅中であった。

「…Dr.クラインがブラッククロスの幹部と結託している証拠だ。
これを、IRPOへ持っていけば、Dr.クラインの悪事を阻止できる。」
「父さん、なぜそこまでDr.クラインの事にこだわるんだ?」

「彼と私は共に学んだ。だが、彼は研究のためには手段を選ばなくなっていった。
私はそれを止めることができなかった。学会から疎外されていく彼を救えなかった…
私はこれ以上彼に悪事を重ねて欲しくない。
あんな風になってしまっても、彼は私の友だ。」

Drクラインを止めんとする小此木博士の想いは確かなものだった。
だがその日、彼らに惨劇が待ち受けていようとは誰が予想したであろうか。

その時である
突如として、謎の鉄の塊が彼らの車に降ってきたのだ!

「うっ…… 父さん!
くそっ、ブラッククロスの奴等め…」

襲い掛かってきたブラッククロスの魔の手。
起き上がり、車から抜け出すことに成功した烈人は
すぐさま自宅へと急ぐと、なんと…自宅は炎の中だったのだ!

「ウォオオオオオオオオオオオ!!」

妹も、母も…父も。一瞬にして家族全てを失ってしまった烈人。
そんな烈人の前に立ちふさがったのは5人の男。
そのうち4人は悪の組織ブラッククロスの戦闘員。
そして中央の1人はそれらを束ねる男…
改造人間・シュウザーだった!

「キサマ、小此木博士の息子だな。
 死ね、母と妹の後を追わせてやる!」

シュウザーは烈人に容赦なく襲い掛かってきた。
爪でのクロー攻撃。
抵抗は試みるもまるで歯が立たず…
烈人は無惨にも倒れてしまったのだ。

その時、黒き戦士がシュウザーに一撃を輝ける一撃を放った!
「シャイニングキック!」

腹部を押さえ、シュウザーが苦しみだした。
「遅かったか…
 シュウザー、私が相手だっ!!」
燃え盛る炎を前に、黒き戦士はシュウザーと互角の勝負を繰り広げた。
クロービット、アル・ブラスター。激しい技の応酬が続き…そして
シュウザーは跳躍し、その場を去っていった。

気を失い、命も危うい烈人に向かい戦士は言葉をかける。
「しっかりしろ! いかん…このままでは助からない!」

そう言うと、なんと黒き戦士は烈人を変身させたのだ。金色と赤の戦士へと!
「おい、しっかりしろアルカイザー。」

起き上がった烈人。もう怪我はどこにも見当たらない。
「アンタ一体何なんだ、その格好は!
 俺にもこんなもの着せて、ふざけているのか!」

昂る烈人。
「いいか、君の命を救うにはこれしか方法がなかった。
 君をヒーローにするしか方法がなかったのだ。
 君にその資格があるかどうかを細かく調べている余裕がなかった。」

「だが、君は今日からヒーロー『アルカイザー』だ!
 ヒーローになってしまったからにはヒーローの掟に従わなければならない。
 ヒーローにふさわしくないと判断されれば、消去される。
 一般人に正体を知られた場合は、すべての記憶を消される。」

英雄への厳しき道。彼はこの場で、それらを辿ることを余儀なくされたのだ。

「ヒーローは強いのか? 俺を強くしてくれたのか?」
「ヒーローの力は正義のために使わなければならん。」

しかし烈人にはまだ、ヒーローとしての自覚が足りなかった…

「ブラッククロスの奴等をぶちのめす!」
「復讐はいかん!正義の戦い以外に力を使えば、君は消去されるぞ。」

だが、彼の悪を憎む気持ちは確かだった。
「どのみち死んでいたんだろう。ブラッククロスだけは許さねえ!」

こうしてここに、新たなるヒーローが生まれたのだ。
戦え、アルカイザー!


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