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ゲームの物語紹介スレ

55T260G編 任務その8 RB3を破壊せよ 後半:2008/03/16(日) 20:37:52
「これより自己再生コードの分解を開始します。
 ここは、最も強固に守られているコードです。準備はよろしいですか。」

バーチャル空間は洞窟、密林、砂漠の3層に分かれていた。
最奥部、砂漠の中心部に、一本だけ生えた樹…
それが…最後の敵だった。
捻り鉢巻の酔っ払いの中年、純真無垢なモンスター少年、
いびつな人格を持つロボット、元人間のロボット博士。
そしてRB3を倒す任務を担った古代兵器。

電気信号に変換された彼らが今、意志を持って戦いの場に戦闘態勢で構える。
辺りの風景が細切れになり突然砕け、真っ暗な闇に包まれ…
そして樹が光束に包まれ本当の姿を現すと共に辺りは明るくなる。

RB3の本体、ジェノサイドハート。
部屋の中心に位置するそれを
彼女達がそれを取り囲み、
それの周囲で起動するは無数のディスプレイ。
そして背景には無数の情報が光となり行き交う。
これがRB3の中心部、メインルームだ。
「警告、警告、セントラルシステム内にウイルスの侵入を感知。
 セキュリティレベル1 アイスシステム作動」
戦いの始まりを告げる警告だった。

『NO FUTURE』
開幕早々、システム音と共にジェノサイドハートは文字列を表示し、
無数のディスプレイに向かって恐るべき速度のレーザーを5本発射され、
カカカカカ、とディスプレイに反射音を響かせ、恐るべき精密さを以って
彼らの元に降り注ぎ、貫く。
これがジェノサイドハート最強の技、カーネイジだ。
その後すぐにディスプレイはどこかの風景を表示し、
そのどこかへと世界はヴァーチャルシフト、
ジェノサイドハートの攻撃パターンはそれへと変わっていく。
そのパターンが破られるとメインルームに戻り
セキュリティレベルを一段階引き上げ、
カーネイジを発射、そしてまたヴァーチャルシフト。

3回目のヴァーチャルシフトが破られたジェノサイドハートは、
これまでの3つの空間の能力を全て用いて、
メインルームにて最後の戦いを挑む。

そしてT260Gはこの時のために用意された最強の機能、
V−MAXを起動する。
全能力が大幅に上昇し…彼女はとっておきの、最強の技を
ジェノサイドハートにぶつける。

空中へ飛び上がり、光の雨を降らせるスターライトシャワー。
そして自らが光となって縦横無尽に飛び回り、敵に自らをぶつける
コズミックレイヴ。

その攻撃の瞬間、ジェノサイドハートはフリーズし…
「NO FUTURE」

バグを起こしカーネイジを発動するそのままの体勢で止まった。
自分の状況を悲観したか、或いは捨て台詞のようにも見えた。

ディスプレイは力を失いガシャリガシャリと落下し、
あたりはけたたましい警告音と電流に包まれ…
そしてジェノサイドハート、即ちRB3最期の瞬間が訪れる。
…大爆発だった。


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