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ゲームの物語紹介スレ

54T260G編 任務その8 RB3を破壊せよ:2008/03/16(日) 19:32:32
HQからの帰り道。
ゲンはT260Gを追いかけつつ、彼女と話をする。

「おい、待てよ! RB3型って何なんだ!」
「RBタイプはリージョン破壊兵器です。
 1、2型は通常の方法で破壊できましたが、3型は全く異なる製造をしており、
 その破壊のために私のタイプT260が作られました。」

RB、リージョンバスターシリーズ最強の3型。
それに対抗すべく生まれたのが彼女…古代の戦闘艦、T260だったのだ。
「リージョン破壊兵器!?」

「リージョン破壊砲による攻撃を受けると、
 リージョンは圧壊し混沌に飲み込まれ消滅します。
 3型は進路上のリージョンを無差別に破壊していきます。」
「なんてこったい…」
話は一気に、リージョン界の存亡を賭けたものとなっていた。

道の傍らに安置されていたT260最強のボディ…
オメガタイプが目に止まる。純白の流線型ボディ、頭の輪、翼。
まるで天使のようだった。
「オメガボディ、エネルギー注入中。エネルギー充填終了。」

そして…鋼鉄の天使となったT260は、飛行形態になってHQを飛ぶ。
「このHQの活動再開を探知して、侵攻してくるものと予想されます。」
「それじゃ、ここをぶっ壊しちまおうぜ!」

そう。HQさえなくなればRB3の破壊対象はなくなるのだ。
「私の任務はRB3型の破壊です。」
任務には従わなければならない者の、それが定めだったのだ。
「仕方ねえな。まったく、大事になっちまったぜ。」

「敵はどんなヤツなんだ?」
「形態は遭遇するまでわかりません。ただし、
 シップとしてのドライブ能力を持っているのは間違いありません。
 こちらも接近のためにシップが必要です。」
そう、相手は混沌の中を走るもの。
近づくためにはこちらもシップがなければ。

「接近してどうする?」
「RB3型の中枢に侵入して破壊します。」
「簡単に言うぜ。」
彼女達の最後の戦いが今始まる。

マンハッタンから発着される最新鋭リージョンシップ。
それをまたもチャーターし、彼女達はいよいよRB3へと近づいていく。


敵が…現れる。

「でかい…… 誰がこんなもの作ったんだ。」
相手は、あまりにも巨大すぎた。

「RB3型自身です。
 蓄積されたデータから最も効果的な形態を選択し、
 混沌から自らを創造するのです。」
自己を再生し、自己を変形させ、自己を防衛する、あまりに強大な自律兵器。

「それが、RB3型の機能です。」
「創造主というわけか。」
とてつもなく大きな船体を持ち、船体に比べて小さな、
持ち上げられた4機の砲門一つの直径で
すでにシップの5倍はある。
こんなものを向けられたらひとたまりもない。
エネルギーの高まる砲門の傍を通り…
「開口部より侵入します。」

彼女達は降り立った、RB3の戦艦内に。

中は強力なメカばかり。
開けた場所に出たと思えば、侵入者を阻む巨大なレーザーの雨。
スイッチを使いこれを止め、奥へ進むと今度は大量の迎撃メカ。
9回の戦闘の後に暗い闇から姿を現した巨大メカ、機械神バロール。

それら全てを破壊した所で彼女達は行き止まりに到達する。
端末室だ。
「ここをぶっ壊せば終わりか?」
「いいえ。これから、RB3型の内部へダイブして、破壊します。」
RB3のコアはどこにあるかなんて解らない。
恐らくは外部からの物理的破壊など不可能。
「ダイブして、内部から破壊します。それが私、T260型の機能です。」

だからバーチャル空間にまたシフトし…コアを直接彼女達が叩くのだ。
彼女達自身がウイルスとなって。

「それが、お前の本当の任務か。」
「はい。ゲン様は皆さんを連れて脱出して下さい。
 コアが機能を停止した場合の事態は予測不能です。」

ここまできてそんなことを言うT260Gにゲンは呆れる。
「お前な、いい加減にしろよ。HQの時もそうだったが、
 ここで帰れって言われて、ほいほい帰る奴はいないんだ。
 少しは学習しろ!」

そして最後にゲンは言った。
「さあ、さっさと終わらせて一杯やるぞ。」
「了解しました。」


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