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ゲームの物語紹介スレ

40サガフロンティア・クーン編 指輪その8:策士の指輪:2008/03/13(木) 23:13:30
リージョン界を統べる3つのリージョンからなる統治組織・トリニティ。
その中の一角、大都会マンハッタンにその指輪はあるそうです。

海に浮かぶ超高層ビル街に囲まれたお洒落なショッピングモール。
若い男女に人気のその中のアクセサリーショップにそれはあります。
以前はあまりに高くて手が出なかったその指輪が今なら買える。
クーンは指輪を買いに店へと足を運びますが…
「残念ながら、その指輪でしたらすでに
 オウミの領主様がお買い上げになりました…。」

オウミ。軍港ネルソンへ通じるシップを出す唯一のリージョンにして、
オウミ自体は綺麗な浜辺で有名な港のリージョンでもあります。

そこもまたお洒落で綺麗な町。
クーン達はそこに向かい、領主に話をつけてみることにしました。
「帰ってきてきておくれ…愛しているんだ…」
花びらの舞う水面にかかる橋の上で独りつぶやく、
綺麗な服に身を包んだ男性を気にせずに。

広い花畑に囲まれた大きな屋敷。
羅針盤をかたどったエントランスホールでクーン達は
領主に会いました。
「これはこれは、私に何か御用ですかな?」
もさもさとした赤い髪と髭、そしてメガネ。
屋敷の雰囲気に似合わぬ男が姿を現しました。
「マンハッタンで指輪を買われたそうですね。」
「それが何か。」
「その指輪を譲っていただけませんか。」
メイレンは言います。

ですが領主はそれを聞くと態度が変わりました。
「ほーほー。あなた方も指輪を集めておられるのですか。」
「うん!!」

そして領主は言いました。
「では、あなた方の集めた指輪を頂きましょうか。」
「なんですって!?」

「そう…これは罠。」
ホール中央の床が抜けます。
「そしてこれは、落とし穴。」
クーン達は遥か地下へと落とされてしまいました。
「ふふふふ、指輪は後で回収しよう。」

「いててて、なんかヤバそうな場所に落とされたわね…
 あれ。クーン、どこ?」
薄暗い屋敷の地下。明かりはなく、長いこと手入れされていないであろう
ボロボロになった床や装飾が目に付きます。
「ワオ!どきどきしちゃった…」
「もう、クーンったら。さあ、早くここから出ましょう」

そこはモンスターの巣といっていい状況でした。
色んな種類のモンスターが彼らを襲い、戦いに勝ちながら
彼らは上を目指します。

上への階段、恐らくもう地上も近いでしょう。
そこになんと巨大なイカが通せんぼをしています。
かなり強そうです…何か対抗する手立てがあれば…。

ふと、すぐそこにあった部屋から水の音が聞こえ、入ってみると
なんとそこには海に繋がる水路がありました。
綺麗だなー…と眺めていると…なんと。

「高貴なお方の匂いがします…」
黒い肌をした、美しい人魚が現れました。

名はメサルティムといい、ヌサカーンの気配を感じ現れたそうです。
「ご協力できることならば、何でもさせていただきます…」

メサルティムを加え、巨大イカ、デビルテンタクラーとの戦いへ入ります。
彼女の協力もあり、クーン達は難なくそれを倒すことができ、
とうとう屋敷の地上階へと戻ることができました。

領主は懲らしめねばなりません。部屋へ行ったクーン達は、
そこで領主の正体を見ます。

「お前、あのイカの化け物を倒したのか!! ヒー、許してくれ!!」

そして領主は本当の姿を現しました。
小さな、小悪魔のような…それでいて少し太った、卑しい下級妖魔でした。

「なんだ、妖魔だったんだ。」
「指輪は頂くわよ。どうせ、店の人をだまして手に入れたんでしょう?」
「く、くそー。
 おい、この女に気をつけるんだな。
 指輪を狙ってる奴に、ロクなのはいないぜ!」
「あんたと一緒にしないでくれる?」

そして領主を騙っていた妖魔は姿を消し、
彼らは策士の指輪を手に入れることに成功しました。

一体本物の領主はどこに…?


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