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ゲームの物語紹介スレ
39
:
サガフロンティア・クーン編 指輪その7:命の指輪
:2008/03/13(木) 22:39:29
おいしいお酒を作ることでも知られる田舎町…ヨークランド。
実はそこはリュートの故郷でもあります。
そこの富豪が、今回の指輪の所持者らしいのです。
「アニキー!俺も連れてってくれよー!」
巨体の怪物、サンダーがリュートの帰りを待っていました。
「おー、解ったよサンダー。お前もついてこい!」
予期せぬタイミングで新しい仲間、サンダーを加えると
一行は富豪の邸宅に入ります。
「あなた方も娘を助けに来てくださったのですか?」
「うん!」
しかしどうやら富豪の娘は今病気の身だといいます。
「もう、どんな方でも構いません。今も一人来ているのですが…」
娘のいる部屋の方を見つめる富豪。そのドアから、
一人の男が猛スピードで飛び出し、
クーンの後方の入口から逃げていきました。
「俺の手には終えねえ!!」
「…とまぁこんな具合で。」
「何が起きるんだろう!?楽しみだなー♪」
そして富豪の娘さんの部屋へと入ります。
そこには苦しそうな娘さんの姿。まだクーンと同じくらいの歳でしょうか。
そのときです。
「この人間の命は私のもの…
邪魔はさせぬぞ…!」
そう、この子の病気はただの病気ではありません。
恐るべき妖魔…病魔モールに取り付かれたことによる、吸血でした。
術を用い、不老不死の体を持ち、強い者ほど美しい姿を持つとされる種族…妖魔。
下級妖魔である、美しいか醜いか…というより人間とは程遠い外見をした
下級妖魔であるモールですが、恐ろしい戦闘能力を有しており、
とても敵いません。追い詰めましたが、すぐに逃げられてしまいました。
「いまのなんだろう?」
「取り付かれてるみたいね」
「指輪を入手後退却するのが最善です」
T260Gは冷酷な判断を下します。しかし…助けないわけにはいきません。
「待って!指輪の力が、この子を生き永らえさせているのかも知れない。」
メイレンが言います。
「マーグメルみたいに?」
「クーン…クーロンに行きましょう。病気に詳しい妖魔がいたはずだわ。」
クーロン、裏通り…治安の悪化が激しく、汚い無法地帯。
地下水路にはモンスターもはびこるその場所…。
薄暗い病院の中。患者と思われた骸骨が倒れ、ケタケタと笑った後呼び出された先に…彼はいました。
「君が患者か?」
黒く、前に垂らした髪と、蒼白な肌…そして白衣を着こなす、美形の医者。
妖魔医師ヌサカーン。モールとは違うその外見は…恐らく上級妖魔と思われます。
そしてクーンは事情を話します。
「…往診は行わないことにしている。例外はあるが。」
「相手は大富豪。報酬は望みのままよ」
「報酬か…興味深い患者だな。」
己の興味のみで動くのが上級妖魔という生き物…。ヌサカーンが加わりました。
そして再びヨークランド、富豪の家にて。
「よろしくお願いします。」
「まずモールをこの娘に取り付かせる。そうすれば簡単には逃げ出せない。
そこで処置をする。取り付かせる前にダメージを与え過ぎれば、
モールは逃げる。だが、ある程度のダメージを与えておかないと娘の生命力が持たないぞ。」
つまりはモールをある程度痛めつけた上で娘に取り付かせ、
その後で攻撃し、倒すというもの。
「この人間の命は私のもの…邪魔はさせぬぞ…」
そして「治療」という戦いが始まり、
モールは娘に取り付き…そしてその時を見計らい攻撃を加え、そしてモールは倒れました。
「やったー!!」
クーンの喜びの声。同じく富豪の娘が目を覚ましました。
「おとうさん!」
「ハイ、これ!」
「その指輪は!それを渡してはお前が…」
「もう大丈夫よ、おとうさん。それに、夢の中で
この指輪が兄弟達に会いたいって言ったの。
クーンが持ってるのよね、この指輪の兄弟を。」
「ウン!」
「良かった、良かった…!」
富豪は本当に嬉しそうです。そしてここにも一人…。
「ホントによかった…」
そういえば、アニーには養子に出した妹がいたとの話を
聞いたような気がしました。この子はもしかして…?
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