したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ゲームの物語紹介スレ

37サガフロンティア・クーン編 指輪その5:隠者の指輪:2008/03/13(木) 21:31:48
今度は巨大刑務所リージョン・ディスペアにいる、
刑期100万年の男が持つ指輪にすることにしました。

ですがこれまで入り込む方法が見つかりませんでした。
しかし…

「ディスペアに定期的にパイプや電装関係の修理工が入るらしいわ。
 これを利用して入り込みましょう。」
「ボク、修理なんてできないよ?」
「振りだけでいいのよ。上手く入れたら、
 刑期100万年の男の所へ行きましょう。」

話していると突然、通りを紫色の、揃ったショートの髪をした女性が通りかかりました。

「ディスペアに詳しい女が、向こうの通りのレストランの前に立ってるわ。」

突然出てきた怪しい女性。この話を信用するべきでしょうか…。
ひとまずクーン達は女性の情報どおりにイタメシ屋の手前まで行ってみました。

いたのは金髪の、胸の大きく派手な服装をした若い女性。
「あなた、ディスペアに詳しいんですって?」
「ええ、まあね。」

「噂はね。ディスペアのどこかにいるらしいわ。でも、正体は誰も知らないわ。」
「そうね、大体の場所の見当はつくわ。」

そしてこの後、報酬のお金の話をメイレンと女性の間で交わし、
クーン達はその女性、アニーを仲間に加えディスペアに向かうことにしました。

「おや、今日は美人が来たね。」
「いやだもう。御世辞を言っても何もあげませんよ。」

大監獄・ディスペア。脱出した人間は数少ないと聞きます。

「いやいや。許可証確認と。はい、どうぞ。」
その時でした。

「待て。」
男性が一人、こちらに向かってきます。
…どうやら、この人こそがディスペアの所長らしいのです。

「いつもと違う作業員だな。」
「許可証は本物です。」

どうやらクーンたちを怪しんでいるようです。ただものではありません。

「そこの犬も作業するのか?」
「犬じゃないやい、クーンだよ!」

「鼻が利くんです。何かと便利なんですよ。」
クーンはすっかり犬扱いです。
「よかろう、作業は迅速、かつ、確実にな。」


所長の目もごまかし、なんとかディスペアの内部に入り込みました。
ここからはガイド役のアニーに任せ、クーン達は言われるままに進んでいきます。

内部には沢山のモンスター。どこから出てくるか解りません。
アニーによると物凄く強いモンスターも居たそうなのですが、
今回はそこには入らないそうです。

そしてとうとうたどり着いた一室。
刑期100万年の男の部屋…一体どんな人なのでしょうか。


「ご苦労だったね。やはり、ここの囚人に用があったのかね。」

…そこにいたのは、なんと所長でした。
「どうして、ばれたの…」

「君らが来たとき、これが光ってね。」
そして所長は指を見せます。
なんと…指輪でした。

「そう、私はここの所長でもあり、同時に囚人でもある。
 このディスペアすべてが私のための監獄と言ってもいいだろう。」

なんと刑期100万年の男とは、所長自身のことだったのです。

「いったい、何したの?」
「フッ。指輪が欲しいのではないのか?」
「ウン!」

そしてクーンは事情をめちゃくちゃに所長に説明します。

「そうか、まあよかろう。
 こんな所まで私に面会に来る者はそうはいない。
 持って行け。」

そして指輪は牢屋の床を転がり…、
クーンの元に届いたのでした。
所長が一体何をしたのか…それは誰も知りません。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板