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ゲームの物語紹介スレ

35サガフロンティア・クーン編 指輪その3:盗賊の指輪 後半:2008/03/13(木) 19:19:50
「ねえ、指輪知らない?」
単刀直入にクーンはフェイオンに聞きました。

「指輪かー…あまり縁がないからなぁ」

「クーン、このハゲに指輪を見せてやって。」
「は、ハゲ!?」

クーンは指輪を見せ、事情を話しました。
クーロンで話した中には、行方不明になった指輪の持ち主の話がありました。
そして、タンザーに飲み込まれたという話も。

「ひょっとするとノーマッドが知っているかもしれないが…」

そうと決まれば出発です。フェイオンを加えた一行はノーマッドのアジトへ向かいます。

「よく来たね。来なくていい奴まで来てるけど。」
ノーマッドがアジトの奥から姿を見せました。

「今日は彼らの用件で来た。お前に尋ねたいことがある。」
「あら、偶然だね。こっちも聞きたいことがあるのさ。
 持ってるんだろう、指輪。お出しよ。」

なんとノーマッドもまた、クーンの指輪を狙っていたのでした。
恐らくはノーマッドがタンザー内の指輪を持っている。

ノーマッドはなんと、手下たちをフェイオンの所に向かわせていました。
そして、フェイオンの所にいる人達を人質に、指輪を要求してきたのです。

「おとなしく指輪を出しな。あいつらタンザーのエサになっちゃうよ。」
「ヤダ!ボク関係ないも〜ん。指輪はあ〜げない。
 こんなことするなんて、おばさん悪い人だね。」」

その一言でノーマッドは怒りました。
「お、おばさん!! キー、きざんじまいな!」

沢山の部下がクーンに襲い掛かります。
しかし、そんな彼らを物ともせず、クーン達は奥へと進み…
アジトのノーマッドの部屋へたどり着きました。

「もう来たのかい!役に立たない手下どもだよ。
 あんた達、時間稼ぎをおし!」
現れたモンスター、カモフックはノーマッド最強の用心棒です。
なかなかの手ごわい相手でしたが、指輪の力、フェイオンの力を借りて
倒すことができました。

そしてクーン達はその奥にいるノーマッドを追いかけます。
アジトから続くその道はタンザーの本体、つまり心臓に通じていました。
しかしここで予期せぬ出来事が。
なんと、ノーマッドはタンザーに飲まれかかっていたのです。

「ヒー、助けてー!!」
「あんな奴でも助けねばいかん!!」
「うん!」
そして今度はタンザー本体との戦いとなりました。
何せここはタンザーの体内。本体を守るべく周りの沢山の臓器が
クーン達を攻撃してきます。それでも頑張ってタンザーを攻撃し…
そしてノーマッドを助けることに成功しました。

そして指輪をもらいます。
「指輪をありがとう、ノーマッドさん!!」
「チッ、あたしを助けたこと後悔するよ!!」
助かったノーマッドは逃げていきました。
…と、ここで。

「あいつも少しはおとなしくなるだろう。」
「だといいわね、フフ」

「あ、メイレン笑った!」

慌ててそっぽを向くメイレンですが、どうやら二人も仲直りできそうです。


しかしここでなんと、攻撃されたタンザーが激しく苦しみ始めました。
これは危険…ですが同時に、脱出のチャンスでもありました。
戻ったフェイオンは中にいる人達を、リージョンシップへ向かうように呼びかけ始めます。
クーン達はリージョンシップ前で待機。

しかしなかなかフェイオンは現れません。
早くしないと脱出のチャンスを逃してしまいます。
…なかなか現れません。
「もう少し‥‥ もう、行きましょう。」
メイレンも諦め、リージョンシップへ足を向けたその時。
「あ、来た!」
残っていた子供たちを連れて、フェイオンがやってきました。

「フェイオン…」
「待たせたな。」
「ホントよ、どれだけ待ったと思ってるの。」

そして、みんなを乗せたリージョンシップは、無事タンザーの口から脱出することができました。


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