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ゲームの物語紹介スレ
34
:
サガフロンティア・クーン編 指輪その3:盗賊の指輪 前半
:2008/03/13(木) 17:58:22
着いた場所はクーロン。
この世界を隅々まで行くためのリージョンシップの中継地点、
中心地とも言えるような場所でした。
しかしその場所は中心地とは程遠い雰囲気を持つ、
治安の悪い、ネオンの輝く夜も眠らぬ繁華街。
とりあえずこれからはこの場所を拠点とするようです。
「次はどこに行くの?メイレン」
クーンはたずねます。
すると、メイレンはぺらぺらと物凄いスピードで指輪の情報を話し始めました。
「そうね〜
ムスペルニブルには指輪の君って呼ばれている妖魔がいるらしいの。
それから、シュライクには指輪に関する伝説がたくさんあるでしょう
マンハッタンで売りに出てる指輪もあったし、
ヨークランドの富豪が指輪を持ってるって言うし、
指輪の持ち主がリージョン間の混沌で行方不明になった噂もあるし、
監獄ディスペアには刑期100万年の男がいて、そいつが指輪を持ってるらしいっていうし〜」
「あ〜!!! そんなにいっぺんに言われたら分かんないよ!」
あまりにも情報が多すぎます。
とりあえず今回はその中の一つの情報から、
行き先となるリージョンシップへと乗り込みます。
長い船旅。
しかしその途中、なんとリージョンシップが大きな揺れを起こしてしまい…
気がつき、外へ出てみるとそこは…
紫、青、赤の柔らかい壁。床からはぐちょぐちょとした肉の感触。
…伝説といわれる、リージョン界を漂う巨大生物…
別名「生きたリージョン」タンザーの中でした。
リージョンシップがイカの形をしていたせいでしょうか。
クーン達はなんと飲み込まれてしまったのです。
他の乗客たちは慌てふためきます。
そんな所に、人間一人と、骸骨のモンスター一人が奥の穴から現れ、
クーン達に銃口を突きつけました。
「久しぶりのシップだな。」
「オラオラ、そこに荷物を並べろ!」
クーンはすかさず、彼らに立ち向かい、すぐに勝利します。
「く、くそー…」
すると奥の穴からもう一人…女性が姿を現しました。
「ほー、あんたら、強いね。
この馬鹿が!
…手荒なまねして悪かったね。どうにも気の短い連中でさ。許しとくれ。」
「うん!」
「…あんたいい子だね」
どうやら彼女達は大分前に彼女達は船ごと飲み込まれてしまったらしく、
今はここで暮らしているといいます。
「さあ、早く荷物をまとめて移動しないと。
こいつが次に大口を開けたときに奥まで流されちまうよ。」
そんなときでした。
「この女について行ってはいかん!
こいつはリージョン強盗団の首領ノーマッドだぞ!!」
奥の別の穴から、弁髪の格闘家らしき男が姿を見せました。
これに対しノーマッドは言い訳するつもりはなく、
この男についてくるか自分についてくるかは自由だ、と残して姿を消しました。
と、メイレンが黙っています。
「僕、クーン!変わった頭だね、病気?」
クーンは容赦ありません。
「病気じゃないさ。修行のためにこういう髪型にしてるんだ」
突然、メイレンが怒鳴りました。
「フェイオン!」
驚いた弁髪の男は振り返ります。
「メイレン!なぜここに…?」
「それはこっちのセリフよ! 何の便りもよこさないと思ったら、
こんな所にいるなんて。京に精神修養の修行に行くなんて言って、
ウソつき!」
メイレンは大声でまくしたてます。
「何を言ってるんだ。私だってタンザーに飲み込まれて仕方なく…」
そうです。クーン達だって飲み込まれたのは偶然。
フェイオンが飲まれたのもまた、仕方のないことのはず…ですが。
「言い訳なんか聞きたくないわ!あなたはいつもそう。修行のため、拳のため、技のためって、
私はいつも待って、待って…」
そしてメイレンは奥へ走っていきました。
「メイレンを泣かせたな!?」
クーンが追いかけてすぐにメイレンは泣き止み、
一行はひとまずフェイオンのいる、飲み込まれた人達のいる場所へと向かいました。
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