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ゲームの物語紹介スレ

160ロックマンZXA 第19話 奴の死を以って 前半:2008/07/05(土) 00:21:11
シャロンの扉の先にある左の扉に入ると
そこは森だった。
「ワシじゃ、ミハイルじゃ。お前さんについて以前調べてみたことじゃが、
 どうもデータベースを外部からハッキングしてデータを消した者がいるようじゃ。
 その反応の元を辿ってみたんじゃが、今お前さんがいるエリアのネットワークで
 反応が消えておるんじゃ。その辺りで大きなコンピュータ施設は見えんかね」

グレイの正体を掴む手がかりはこのエリアにあるであろうコンピュータ。
踏み出した彼は妙な入り口を見つけた。
そして、変な奴らがそこに落ちてきた。…フォルスロイドだ。

「待たれよ!ここから先は何人たりとも通ることは許さぬ!」
「…うぬ。」
双子だろうか。お喋りな一人と寡黙な一人の二人組だった。
「フォルスロイド…!アルバートの仲間だな!」
「さよう!我が名はアーゴイルっ!そして!」
「……うぬ。」
名前も言いたくないとは…寡黙過ぎはしないだろうか、グレイは少しそう思い始めていた。
「……我が半身、ウーゴイル!
 我らはアルバート様の命によりこの地を守りし者なり!
 貴様らに我らの守り、崩せると思うてか!」
「…うぬっ!」
「さぁ、参られよ!ロックマン・モデルA!
 冥土への旅路、我らが案内して進ぜよう!」
「………死ねい!」

ようやくまともなことを話したウーゴイルと共に、
アーゴイルは戦闘態勢へと移行する。

言葉数とは裏腹に彼らの動きはまさに同調していた。
左右から同じタイミングでグレイに近づき、交差し駆け抜ける。
上と下、二つの駆け抜け方があるにもかかわらず寸分狂わぬ動きでグレイを翻弄する。
そして時にはタイミングのみをずらした同じ動きによるローテーション。

交互に移り変わりアーゴイルが弾を蹴り、落とす。
時にはアーゴイルが蹴った弾をウーゴイルが蹴り返し、エネルギーを増幅させて
強力なエネルギー弾と変えてグレイを襲う。

「決める!」
「えい」「うぬっ!」「てい!」「うぬっ」「せい!」「うぬっ!」「食らえ!」
見事なリズムで爆弾を蹴り、膨大なエネルギーを空中で爆発させる。

今までになかったこの戦法には、フォルスロイドを楽にしとめられるようになってきたグレイも
流石に苦労させられた。

だがこの戦法はどちらか一人がいなければ通用しない。
グレイはモデルHへと変身し、彼らの動きを見極めている最中、
あることに気づく。

アーゴイルとウーゴイルで弱点部位が異なる。
ウーゴイルは仕留めづらい脚。対してアーゴイルは腕。
どちらが仕留めやすいか。どちらが爆弾のボールを蹴り始めるか。
そう考えるとどちらが仕留めやすいかは一目瞭然。

ギガクラッシュで両方を攻撃した後、アーゴイルを倒し
そして走るしかできないウーゴイルの脚をチャージショットでもぎ取り、戦闘は終了した。


「おのれっ…我らの…連携が…破られるとは…!」
「ぬう…」
「だが…所詮出来損ないの貴様ではこの戦いは生き残れん…ぐっ…ぐぐ…」
「ぐあああああ!」
こうして、双子の子供フォルスロイドは同時に消滅して行った。
「間違いない…コンピュータはこの先だ、行こう!」


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