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ゲームの物語紹介スレ

142ロックマンZXA 第7話 墜落現場:2008/07/01(火) 22:23:42
「た、助けてくれぇええええ!
 アイツ、俺らの仲間皆殺しにする気だぁ!!」

墜落現場…油田地区。
エレメントスイッチを解除して踏み込んだグレイにしがみつき訴え始めたのは、
違法ハンターの生き残りの一人だった。

イレギュラーか、フォルスロイドか…
人命を見捨てるわけにはいかない。
飛行艇を破壊されてしまっては列車の修理はできない。
本心から目的が一致したモデルAとグレイは飛行艇へと急行する。

炎を吐く巨大な蛇のメカニロイドを退けたグレイは飛行艇の中へと入っていくと
通路の真ん中に力なくへたり込んでいる違法ハンターの生き残りを発見する。

どうやらハンターの生き残りが墜落のショックで電力が足りず、
部屋に閉じ込められているという。

まずは電力の確保から。幸い電力室の扉は開いていたため、
中へと入り、6機の装置にローズパークのトランスにより
電力を供給することで、ひとまず船内の動力は確保した。

そして残るは飛行艇内のイレギュラーの殲滅と違法ハンターの救助。
急いで各部屋を回り、イレギュラーを退治し人々を助け出す。
素直に感謝する者だけでなく飛行艇を襲った者と勘違いし怯え逃げ出す者もいたが
ひとまずは見当たる範囲は全員救出することに成功した。

残された場所はあと一つ。後部に存在する広大な貨物室。
そこに入り込んだ瞬間…なんと大きな爆発音が聞こえた。


「違法ハンターどもめ。こんな所に逃げ道を残してたか」
ふと前を見るとそこにいたのは…アトラス。
人々を皆殺しにしようとしていたのはイレギュラーではない。フォルスロイドでもない。
そう…人。ロックマンだったのだ。
「お前たちはモデルVの生贄となってもらう…ひとり残らずな!」

床を破壊し、下階へと降りていくアトラス。女性とは思えぬ…それはパワーの塊だった。
違法ハンターでも関係ない。
人の命を助けるために…、グレイは何も考えず彼女を追い、下へと落ちていった。
「待て!」

声に反応し、振り返るアトラス。
「生きていたか…ロックマン・モデルA
まさか違法ハンターを助けに来たとでも言うのか?お前の仲間でもないのに」

「僕のように…何も知らないまま傷つく人が増えていくのは見過ごせない!」
心のままに言葉を発するグレイ。それに対しアトラスは呆れたように言う。
「何も知らないんじゃない。お前たちが知ろうとしていないだけだ
 世界の歴史は戦いの歴史…人々は戦いの中にあってここまで進化してこれた。」

その言葉には…重みが感じられた。
「今世界は、これから決まるロックマンの王によって新たに進化しようとしている
 何も知らずに死ぬ者は進化についてこれなかった…それだけのことだ」
「だからってモデルVの餌にしちまうのか!随分勝手な進化だな!」
「それが間違っているというのなら、アタシに勝ってみせろ!」

そして、アトラスはまた拳を地面へと突き出す。戦いの始まりを告げる合図を。
「ロックオン!」


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