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ゲームの物語紹介スレ

130ロックマンゼクス ED:2008/06/14(土) 22:57:59
現れた本当のモデルVの顔。憎しみの塊と言える鬼のような顔の
その額にあるクリスタル、モデルVの核。
そこにとうとうエールのセイバーが振り下ろされ…決着がついた。
「ぐはぁああっはあぁあ!」


「…終わりよ、セルパン!
 アタシはお前のようにはならない!」

動きの停止したセルパン。だが彼は突然笑い出した。
「フハ…ハッハッハッハ!
 私のようにはならない…か?まだわからないのか…?」

「我らロックマンは…モデルVを奪い合い…殺し合うために作られた…
 ゲームの駒だ…。
 最後に生き残った者が世界の支配者となる…
 あの男が仕組んだゲームの、駒なのだよ!」

あの男…。プロメテも言っていた単語だ。
「あの…男…!?」

「そうだ…!君にもあの男の血が流れている…!
 モデルVを作った…あの男の血がな…!」
「な…なんですって…!?」

「ダメだ…もう部屋が持たない…脱出しなければ!」

「滅びの運命は…変わらない、戦いは…終わらない
 人々に心がある限り…憎しみは生まれ続ける…。
 感情を生み出す心がある…限り、
 心を持つ君達こそ…真の…イレギュラー…なの…だから…!」


6つのライブメタルの力で脱出したエール。
だが…明らかにされた真実に戸惑いを隠せなかった。

「アタシには…モデルVを作った男の血が流れている…。
 アタシは…アタシの力は…世界を支配するためのものだっていうの…?」

「おいおい、あの時の言葉を忘れたのか?」
するとどこからか、暖かな赤い光が降りてきた。…ジルウェだった。

「俺の魂を受け継いで…戦い続けると言ってくれた、
 あの言葉はウソだったのか?」
「ジルウェ!…でも、アタシに流れる血は…」
「ならお前は、知りもしない男に決められた運命に従うのか?
 運命は、誰かに与えられるものなんかじゃない。
 文字通り、自分が目指す未来へと、命を運ぶことだ。」

「お前の運命は、お前だけが決められる。」
「アタシの運命は…アタシだけが決められる…」
「そうだ お前が何者だろうと関係ない、
 お前の力はお前だけの未来を掴むための力なんだ」

「セルパンが言ってた。アタシの力は…たくさんの犠牲の上にあるものなんだって。
 けど、受け継いだのは力だけじゃない。
 ライブメタルを作った、初代司令官、アタシを守ってくれたジルウェ、
 それにガーディアンのみんな…
 この世界を守って欲しいっていう願いも…みんなはアタシに託してくれたんだ!」
「なら…お前が世界を運べ。
 お前の信じる未来まで、この世界を…送り届けろ。
 それが…お前に託す最後の…運び屋の仕事だ。」
ほっとした表情で微笑んで、ジルウェは消えて行った。
そしてモデルX、Zが言う。
「エール、僕は君の勇気を信じている。
 君の作る未来を、僕は信じるよ」
「未来を作れ、未来を切り開け。
 それが…この世界に住むお前達全ての…戦いだ。」

「エールーーーー!」
降り立った場所は高速道路。
そこに、プレリーやみんなが出迎えてくれた。

「…運命に立ち向かい未来を切り開くことが…アタシたちの戦いか
 アタシには…みんなに託されたものがある。託された力がある。
 アタシは戦うよ、みんなの大切なもののために…!」


モデルVを作ったあの男。セルパンを倒しても戦いが終わらない理由。
エールにあの男の血が流れている訳。殺し合う運命のゲーム。
やがて「あの男」が動き出し、彼らはそれに巻き込まれていくこととなる…。


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