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ゲームの物語紹介スレ

125ロックマンゼクス 中盤イベント2:2008/06/14(土) 20:16:39
そして3人のロックマンがここに揃った。
パンドラはエールに向かって話を始める。

「来た…あの時の…少女。モデルZと…モデルXの…融合体。」
続いてプロメテが口を開く。
「さしずめ…モデルZXと言ったところか。
 ガーディアンを潰すつもりでここに来たんだが…このまま終わらせるのは惜しいな」

そしてここで、あの時出した単語がもう一度エールの耳に入る。
「『あの男』の仕組んだゲームに参加する資格があるか…もう一度試してやろう!」
「あの男の…ゲーム?」

「プロメテ…ずるい…」
「何、楽しみはとっといてやる。
 コイツがここで、アッサリやられなければの話だがな」

そして光の柱となって消えたパンドラ。
「エール…!」
「プレリー、下がってて。コイツはアタシがやっつける!」

残ったプロメテは即座に鎌を構え、エールとの戦いが始まる。

「こっちだ!」
瞬間的に消えたプロメテは空の上から現れ、斬撃を繰り出し、
斬り上げへと繋げ、また消えていく。

彼らはワープの能力に特化しているのか、
出現しては消えを繰り返すのがプロメテの戦い方の特徴だった。

「焼き尽くせ!」
動力室の中央に現れて炎を四方に撒き散らす攻撃。
炎はまた炎を発し、エールを追い詰めていく。

「楽しもうじゃないかぁあああ!」
壁も床も這い伝う光のトゲでの攻撃。不可思議な戦闘方法をとる男だった。

しかしそんな攻撃に最初こそ惑わされたエールだが、
フォルスロイド達との戦いの経験がここで生き、
攻撃を見極め的確に一撃を繰り出し、死神プロメテに膝を突かせることに成功する。

手加減していたとは言え敗れたプロメテが最初に発した言葉は…
「認めよう…お前は俺達の仲間だ!
 このゲームに参加する資格がある!」

またも「ゲーム」についてのことだった。「あの男」の。

「アタシが…お前達の仲間?
 一体何を言っているの!」
「確か…エールとか言ったな
 気に入ったぞ…!今日の所は見逃してやる」

そして空へと浮かび消えようとするプロメテ。
「ま、待て!」
「エール!もっと強くなれ!そして俺達を追って来い!
 モデルVが待っているぞ…?ハーッハッハッハッハ!」

エールはプロメテ達の仲間。あの男のゲーム。モデルVが待っている。
プロメテの言葉はエールに更なる謎を投げかけていた。

戦いが終わり、後ろの扉から再びプレリーが入ってきた。
「エール!」
「アタシは…アタシは…一体?」

「プレリー様、敵の飛行艇が離れていきます!」
「…敵は撤退しました。被害の状況を確認して下さい。
「エール…司令室へ戻りましょう」

司令室へ戻った二人。
エールは今自分がおかれている状況がよくわからなかった。
「プレリー、知っていることを全部教えて!
 アタシは何者なの?何でジルウェは私を守ったの!」

「落ち着いて、エール!私達も詳しいことは知らないわ
 あなたを守るように命令したのは…初代司令官なの。

 命令は…イレギュラー襲撃の生存者を保護すること。
 最初は、何でそんな命令を送ってきたのかわからなかったけど…
 モデルZで、ジルウェさんが変身できたとき、やっとわかったの。」

「ライブメタルで変身できるのは、イレギュラー襲撃の生存者だけ…
 そう、あなたや…ジルウェさんのようにね。
 わかっていることは…本当にそれだけなの」

イレギュラー襲撃事件の生存者…それが何かの鍵であるらしかった。

「普通のヒトとロックマンを分ける条件は一体何なのか。
 恐らく…全てを知っているのはセルパン達だけ。」

その言葉でエールの顔つきが変わった。

「…全ての答えはこの戦いの先に、ってことね
 解ったわ。ミッションを再開しよう!
 アタシが一体何者なのか…絶対に掴んでみせる!」


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