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ゲームの物語紹介スレ
119
:
ファイナルゲッチュ
:2008/06/06(金) 18:07:19
全てのサルを捕まえたカケルの元に
ハカセからの通信が入ります。
…スペクターの居場所を掴んだとのこと。
カケルはその場所へと転送してもらいます。
「とうとう…来たな、カケル。
お前って、本当にしつこい奴だな…」
異次元空間の中にある小さな場所。
機械やディスプレイに囲まれた、スペクターの秘密の場所のようでした。
「当たり前さ!まだ世界征服とか考えてるんだろ!いい加減にしろよ!」
「フン…。
それよりカケル。お前に聞きたいことがある。」
「な、何だよ急に。」
今までになかった、スペクターからカケルへの疑問。
「お前、結構強いのに何でその力を他に使おうとしないんだ?」
今まではサルだった。そして急に力を得て、知能を得て
それが嬉しくてたまらないスペクターにはわからない感覚なのかもしれません。
「僕は…今のままで楽しいもん。
それに、お前みたいなことしたらみんな困るだろ?」
「チッ…。ガキだな、お前。」
「お前が聞いたんじゃないか!」
「…まぁいい。もう一つ、聞きたいことがある。」
「もう!何だよさっきから!」
「ギャーギャーうるさい奴だな…」
スペクターが急に、さびしそうな風に呟きだしました。
「…飼育係のおじさんは…どうしてる?」
「飼育係のおじさん…って…遊園地の?」
「…ああ。」
仲間もいなくなり、たった一人になったスペクター。
その時になってやっと、何かに気づいたのかも知れません。
しかし…
「…ひょっとしてスペクター。
遊園地に帰りたいんじゃないの?
おじさんだって、謝ったら許してくれると思うよ?」
「馬鹿言え!言っただろ!誰があんな所!
俺は強力な力を手に入れたんだぞ!
この力を使えば、何でも自分の思った通りになるんだぜ…?」
知能と力がもたらしたプライドそんなことは許さない。
そんな風にも見えます。
「…そんな力、意味ないよ。
お前はピポヘルに操られているんだ。」
「そんなもの捨てろよ、スペクター!
そして遊園地に帰ろう!」
「ウルサイ!この力の凄さは今、お前を倒して証明してやる!」
スペクターが本気で怒り始めました。
カケルはここで、最後の約束をします。
「…もし、僕が勝ったら、ヘルメットを捨てるか?」
「…俺が、負けるわけないだろ…?」
「よーし、約束だぞ、スペクター!
行っくぞーーーー!」
こうして人と、人の間で生まれ育ったサル。
相容れぬそれぞれの未来を担う子供同士の
最後の「追いかけっこ」が始まりました。
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