したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ゲームの物語紹介スレ

117サルゲッチュ 最終決戦4:2008/06/05(木) 21:22:07
スペクター城、真の最上階。
長い長いリフトのコースの先にあったのは、
巨大な機械。これは一体何なのでしょうか。

更にそこから1フロア分エレベーターで登った先で…
とうとうカケルはスペクターと対峙しました。

目を合わせる二人。睨むカケル。うすら笑うスペクター。

先に言葉を発したのはスペクターでした。
「あーあ。城の中をかなり荒らし回ってくれたようだね。
 俺はお前と話がしたいからこの城に入れてあげたのに。
 …どう?気に入ってくれたかな。
 この城は最強の要塞なんだ。世界征服だって簡単さ。
 ここは眺めもいいし…ホント最高だろ?」

友達を洗脳され、誘拐され、町をめちゃくちゃにされたカケル。
ここで彼の気持ちが一気にスペクターに放たれます。
「何言ってんだよ!みんな困ってるんだぞ!もうやめるんだ!」
スペクターも声を荒げます。
「お前こそ俺の妨害をやめて俺の仲間になれよ。
 …ヒロキみたいにさ。」

「嫌だ!お前なんかに操られるもんか!」
「それはどうかな?」

スペクターが背を向けて話を続けます。
「俺は…超能力が使えるんだ。
 俺がその気になれば、お前がいくら嫌がろうと
 お前を操ることなんて簡単なんだ…」

そう。種のある超能力、手品を芸にしていた白いサルに備わった力。
それは…本物の超能力でした。

「こんな風にな!」
「うわああああああああああああああああああ!」

青い強力な思念波がカケルに降り注ぎます。
人の脳を揺るがす強力な波動。
恐らく不意を突かれヒロキもこのように洗脳されていったのでしょう。

「苦しいか…?さぁ、諦めて俺の仲間になれ!」
「嫌…だ…。」
「何?」

カケルはここで負けるわけにはいきません。
力一杯に抵抗し、そしてとうとう…

「嫌だぁあああああああ!」

思念波がスペクターごと吹き飛ばされました。

床に叩きつけられるスペクター。
ここで王者のプライドを傷つけられたスペクターの化けの皮が剥がれました。
「くそぉおお!!
 なんでお前、俺の力が通用しないんだ!」

吼えるスペクターの言葉にカケルはこの一言をぶつけます。
「力だけが…」
「何…?」
「力だけが…本当の強さじゃないんだ!」

ハカセからもらったこの言葉。ただの受け売りにすぎなくても
それはスペクターの逆鱗に触れるには十分なものでした。

「ぬぅううううううううううううううううう!
 失望したぞカケルぅう!!
 もうお前に用はない!」

スペクターは最早、力と知能に溺れたただの子ザルに戻っていました。

「これでも食らえぇえええ!」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板