したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ゲームの物語紹介スレ

115サルゲッチュ 最終決戦2:2008/06/04(水) 23:10:15
ゴーカート場。

観客もサルも誰も居ないその場所でカケルを待っていたのは
ヒロキでした。

チャルに渡されたメカヨンクを巨大にしたような…
子供の憧れを形にしたもの。
夜空に飛ぶレーシングマシンの上からカケルを見下ろしていました。
これこそが、スペクターが用意した、ヒロキ最強のガチャメカだったのです。

「ヒロキ…とうとうここまできたぞ。」
「やるな、カケル。いつも俺とタメ張ってるだけあるぜ。
 でも、もうこれまでだ。今日こそ決着をつけてやる。」

「勝負だ!」


コースに詰まれたたくさんのタイヤの壁。
部屋の中でヒロキはカケルを倒すつもりのようです。

たくさんの爆弾をばら撒き、メカヨンクを大量に撃ち出すマシン。
これをメカボーでカケルが破壊すると
信号は赤から緑に変わり…

マシンのエンジンが轟音を発します。
信号が変わる。つまり、その下がマシンの向かう先。
それは…カケルの体そのものでした。

カケルへ向かって超高速で発進するマシン。
しかしカケルはトビトンボを使いそれを紙一重で避け、
エネルギーを使い切ったエンジンに向かい攻撃を浴びせます。

それを何度か繰り返した後…

とうとうヒロキのマシンは爆発を起こし、
ヒロキは空高く投げ出されました。

勢いよく地面へと叩きつけられるヒロキの体。

「ヒロキっ!」
「…あれ?ここは……
 カケル!?俺変なんだ…今まで何してたか…
 ぼんやりしか思い出せなくて。」
「ヒロキ!?ひょっとして、元に戻ったの?
 スペクターのこと…覚えてないの?」
「スペクター…?なんだか思い出せないや…
 うっ!体中が痛い…イテテテテ!」
「やったぁ!元に戻ったんだね!」

やっとヒロキが、カケルの友達が戻ってきました…。
カケルは喜びのあまり、全身怪我だらけのヒロキを振り回します。

「ああ、ヒロキ。目が覚めちゃったんだ。」

そこに響くのはスペクターの声。

「まぁいいや。君はもう用が済んだからね。
 それはそうとカケル。お前の力、たっぷり見せてもらったよ。
 ホント、想像以上だよ。
 ヒロキも目を覚ましちゃったし、丁度いいや。
 代わりに俺の仲間にならない?」

「なるわけないだろ!誰がお前なんかと!」

「まぁまぁ。とにかく、直接会って話がしたいな。
 お前も俺を探しているんだろ?
 俺は今、この遊園地の城を改造した『スペクター城』にいるんだ。
 入り口は開けておく。君を城に招待するよ。
 じゃ、待っているよ。」


負傷したヒロキを研究所に送ったカケルは
スペクター城の門の中へと入り込みました。

…するとなんと。

突然地震が起きたかと思うと、城の周りの地面が裂け、
城が空高く飛び上がったではありませんか。


空から地上を見下ろす空中要塞。
それがスペクター城だったのです。

とてもトビトンボでは届かない高さ。
城のあった場所にできた穴の中心にあったゲートに入ると、
カケルはスペクター城の上へとワープしました。

落ちたら絶対に命はない高さ。
サル達の気配を感じなく、開かない入り口前から地下動力室へ移動すると…
カケルの侵入を感知したサルが、警報のスイッチを鳴らしました。

けたたましい警報音。最終決戦の始まりです。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板