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チラシの裏 2枚目
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「…さすがだな、エックス。」
大きな翼で羽ばたき、空から現れるはイーグリード。
「イーグリード。」
「何故貴方が…か?ペンギーゴにも同じことを聞いたらしいな…。
お前にはまだ、解らないことも多いだろう。聞く気持ちもわかる。だが…その癖は今後直すべきだ
隙を突かれ殺されるかも解らんぞ」
「………」
「俺は動機を語る気などない。お前はただ「シグマの部下」である俺を倒せばいい」
「デスグロマーの爆破…確かにこれからこの船は落下するかも知れない。だが…俺は脱出しようと思えばすぐにでも出来る。
…一体何がしたい!」
答えは出さないまま、イーグリードは彼を拒む如く、戦いへ目覚めさせるべくその巨大な翼で風を起こし始めた。
この強烈踏ん張るだけで精一杯…
だが今は違う。瞬間的な加速力を得るダッシュで一気に間合いを詰め、チャージショットを見舞う。
「くっ…!」
今度は腕を突き出し、必殺の攻撃ストームトルネードを繰り出す。
腕から放たれる長い円筒状の竜巻はエックスを甲板から吹き飛ばしにかかる。
だがそれも同じだ。発生は腕から、つまりイーグリードの腕よりも体勢を低くすることで回避できる。
「二発も食らうとは…」
技を回避されたイーグリードは上空へと羽ばたき…
「ならばその動きを封じるまで!」
口から卵の形をしたカプセルを吐き出す。
地上に打ちつけられるとそれは開き、中からひな鳥の形をした追跡爆弾が複数発生する。
「な…!?」
一点に集まったところをチャージショットで破壊する…そのつもりで居てもうまくいかない。
見る見るうちにエックスの身体へとまとわり付き、一斉に爆発を起こす。
「そんなっ…!」
爆炎と煙が視界を遮る。
だがそこに更なる大きな衝撃がエックスを襲った。
イーグリードの体当たりだった。
「うぁあああああああああああああああ!」
「この動きを見切ってみろ!」
上空から下へ。超高速飛行による霍乱、そして強襲。
空中戦ならではの、イーグリードの必勝の戦法だった。
「う! …うぁ! くっ…!」
「どうした、撃ってみろ!ゼロが見込んだ男なのだろう!」
高速で飛び回る青き影になす術もない。
何度も何度もエックスをその翼で切りつけ、大きな身体で跳ね飛ばすつもりなのだろう。
これを破れない限り、勝利はない。だが…どうしても身体が動かない。
…動かない?いや、身体なら動いているではないか。回避は出来ているのだから。
ならば。
回避するのを後回しにし、回避しようと思ったそのタイミングでバスターを放つ。
その方法できっと…!
「うぁああああ!」
ダッシュし回避すると同時に1発。
「はぁああ!」
反対側から来たイーグリードに2発目。そして…
「来い!」
「行くぞおおおぉ!」
恐れず、避けずにイーグリードの現れる上空へとダッシュで駆け、跳躍し…
3発!
「ぐぁああああ…!」
零距離でのチャージショットにより胸部を撃ち抜かれ…イーグリードは絶命し…
そして、何も言わずにエックスは墜落するデスグロマーから退避した。
「イーグリードはシグマと戦っていたと聞くわ。
…結果シグマに敗れ、その力量差から仕方なく従っていたとも聞くわ…
最後にシグマへの抵抗としてデスグロマーを破壊したのかしら」
「…シグマが言っていたこと。
イーグリードが言っていたこと。どちらも…同じだ。恐れてちゃダメなんだ」
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