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チラシの裏 2枚目

988俺的アレンジの入ったロックマンX1 2話後半:2009/03/28(土) 01:00:41
シャッターをくぐった先。氷の室の中央に彼はいた。
「エックス!?お前何しに来たグワ!?」
「ペンギーゴ。お前に問いたい… 何故こんなことをした」

「言わなきゃダメグワ?
 …飽き飽きしてたんだよ、僻地での暮らしなんて」
「………それだけ…なのか」
イレギュラーの行動理由は実に様々。
ペンギーゴの理由は…実に下らないものだった。

「お前は真面目すぎるんだよエックス。
 そんな風だからお前は… 長生きできないんグワ!」

ペンギーゴが戦闘体勢に入る。
エックスもバスターを構え…戦闘が始まる。

「覚悟、ペンギーゴ!」
エックスはダッシュでペンギーゴへと詰め寄る。
「馬鹿め!」
ペンギーゴが口から冷気を発する。
一瞬で氷像を作りだすほどの強烈な冷気にエックスのボディは包まれ、
即座に身動きが取れなくなる。

「クァア!」
「んぐぅああ!」
氷の塊をも一気に粉砕し、黒きボディがエックスを突き飛ばす。
滑りの良いボディをフルに活かしての、鋭いクチバシを突き出しての追突だった。

「う……!」
「どうしたどうしたぁ!」

続けてペンギーゴの得意技、ショットガンアイス。
「はっ!」

氷の塊を口から高速で発射するこの技をエックスは飛び越し、チャージショットを一撃。
「クアァア!」

特A級となると流石に持てる技の数からして違う。
攻撃を何度も食らいながらも、必死にペンギーゴに攻撃を正面から、背から当て続ける。

彼の攻撃もそろそろ見切り、トドメ…と思ったとき。
ペンギーゴが突如大きく跳び…

「危ないわエックス!逃げて!」
天井に吊るされた輪をその腕で引いた。
「吹き飛ばされろグワァアアアアアアア!」


エックスの方向へ向け、部屋内に吹き荒れる猛吹雪。
ペンギーゴが作り出した氷が牙を剥く。
「なっ!?」


「どうした、隙だらけだぞエックス!?」
天井から飛び降りすぐさまショットガンアイスの猛攻。

これ以上は耐えられない。
…何とか後一撃。強力な一撃を!


…そして答えは出た。
「行くぞ…ペンギーゴ!」


特Aランクハンターを倒すエックスの攻撃。
ショットガンアイスはそう長く連続して打てるものではない。
リズミカルなその連射をかい潜り…
リロードまでの時間が空いたそのときを利用し、一撃を叩き込むのだ。

それもただのチャージショットではない。
先ほど手に入れた力、ダッシュを使い最大限の加速力を得た上での…
「うァあああああああああああああああああ!」
「なあっ…!?」



青き光がペンギーゴを貫き、一瞬の後に閃光が噴出し、辺りが炎に包まれる。
…これが大量のエネルギー量を持つ特Aランクの最期。

勝負は…決着したのである




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