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チラシの裏 2枚目
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「……只今帰投しました」
「ごめんなさい。少し無茶させちゃったわ」
エックスが向かっていたのはメカニロイド生産工場。
特A級ハンターが占拠していたポイントであり、
何の変哲もない工場ならば…とオペレーターがセレクトし向かわせたのだが、
実際は流れ出るオイルに炎が燃え移り、炎の海と化していた。
マグマの如き流れは床を砕き噴出し、
そんな中でもイレギュラー達はエックスを襲いにかかる。そして結果はこの通り。
目的を果たせぬままエックスは黒焦げとなってハンターベースへ帰還したのだった。
「…参ったわね。シグマ軍がこれほどまでに策を講じていたなんて。
それじゃ…こっちがいいかもしれないわね」
指差した先は。
「炎の海の次は極寒の大地か…」
「気をつけて、雪の中に白いウサギ型のメカニロイドが潜んでいるかもしれない。」
今回のミッションは麓の町を押しつぶす大規模な雪崩発生を阻止することだった。
山頂にシグマ軍が設置したと見られる雪崩発生装置を破壊すれば任務完了となり、
なるべく戦闘を避けることも可能なミッションと言える。
「2つ存在する洞窟を抜けるのがここから山頂への最短ルートね
だから割とわかりやすいルートだと思うわ。頑張って!」
オペレーターの言った通りウサギ型メカニロイドを倒し、洞窟内で
タイヤの形をしたメカニロイドの襲撃に警戒しながら、
洞窟内の壁を蹴り、人間ならば通れないであろう道を伝い上部へと移動する。
「あら…何かしら、よく解らない物体の反応があるわ…結構古そう…。
こんなもの何時から…エックス、調べてみて」
「了解。」
青いカプセルがそこにはあった。エックスが触れると現れたのは老人のホログラフ。
「やはり来てしまったか、エックス… お前には平和な日々を送って欲しかったのじゃが。
ここではお前の力を覚醒するパーツを授けよう。ここを含め4箇所に隠してある…」
「あなたは…一体…?」
「このカプセルではフットパーツを授けよう。
これにより、お前は格段に素早く移動できるようになる筈じゃ…」
そして老人の姿は消えた。
カプセルの中に入った途端…エックスを光が包む。頭脳の中に知識が取り込まれる感覚。
そしてその脳にカプセルから光が打ち込まれ…エックスの身体は一瞬発光。
その脚には…フットパーツが生成されていた。
手に入れた力はダッシュ。ゼロと同じ、姿勢を低くしての超加速だ。
ただしエックスの場合は瞬発的な加速であり、ゼロのものとは異なっているらしい。
ダッシュで敵をかいくぐり、バスターで敵を確実に仕留めていく。
ライドアーマーもライドアーマー同士の戦いへ持ち込むことで容易く勝利を得た。
2つ目の洞窟を抜け…山頂が近づく。
巨大な雪玉でエックスを押し戻そうとするメカニロイドも途中居たが、雪玉ごと粉砕し突き進む。
そして山頂の小屋に着いた時、オペレーターからの通信が再び入る。
「…大きなイレギュラー反応を感知!これは…特A級ハンターのものと思われます!」
「……一体誰なんだい」
「…出たわ。アイシー・ペンギーゴ。第13部隊の副隊長ね…」
「あのペンギーゴが…13人の一人!?」
愛嬌のあるルックスでハンター内外問わず人気を得ていた彼が…。
「13部隊隊長も殺しているわ。…彼は危険。装置を破壊したらすぐ帰還よ、エックス」
「…俺が止めなきゃならないんだろうか」
特A級ハンターとの対峙。加えて彼らは自分に有利な状況で戦いを挑むに違いない。
VAVAとの戦いから、オペレーターはエックスに無茶を強いることは絶対に出来ないと解っている。
「そんな事はないわ。他のハンターの到着を待ちましょう」
「…いや、止めなきゃならないんだ。俺が…
ペンギーゴを野放しにしていたら、この先もまたどこかで事件が起こる」
バスターに手を添える。
「…戦えるの、かつての仲間と。」
「ああ」
「…勝てるの、特A級に」
「ゼロは俺を信じてくれた。…やらなきゃ。」
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