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チラシの裏 2枚目
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先ほどまでと同じく赤いオープンカーに乗ったレプリロイド達が
デスグロマーから次々と駆け出してくる。
変わらずエックスはバスターによる乱射でそれを破壊し続け、
そして暫くしてデスグロマーは動きを止めた。
不審に思ったエックスが見上げるとそこから現れたのは…
「VAVA!?」
「ほう?何だ…お前だけか、エックス」
土木作業用搭乗マシン・ライドアーマー。黒いボディに改造されたそれに乗って現れたのは…
元特A級ハンター…VAVAだった。
「少しは楽しませてくれよ」
その巨大なライドアーマーの脚が地面に振り下ろされ…重い音が鳴り響く。
相手は遥か格上の相手…それもライドアーマーに搭乗した。身構える。
やらねば…ならない。
「行くぞ…VAVA!」
「ぐあぁあ!」
戦闘開始と共に黒き巨体は猛スピードでエックスに向かって近づき、跳ねる。
エックスの身体は軽々と吹き飛ばされた。
負けじとエックスもバスターをボディへと当てにかかる。
3発、6発、9発。だが…ビクともしない。
それどころか彼に近づき、怯むことなくパンチを繰り出す。
またもエックスは負傷する。
最早瀕死…。ならば…!
エックスはバスターに力を込め始める。
彼のバスターは何も、小さな弾丸を撃つのみの武器ではない。
エネルギーを大量に蓄蔵し、巨大なエネルギー弾として放つ機能…
チャージショットを備えているのだ。
「行けえええぇ!」
青色へと変わった、光の弾をライドアーマーへと命中させる。
…だが…少しボディが衝撃で後退したに過ぎず。
VAVAはライドアーマーでゆっくりとエックスに近づき…
その肩から発せられた拘束弾でエックスはとうとう身の動きを封じられ…
その腕で軽々と持ち上げられてしまった。
「俺達に逆らうとは馬鹿なことをしたな
命は一つしかないんだ。大事に使うべきだったな!ハハハハハ!」
その腕がエックスを握り潰そうとしたそのとき。
「なっ!?」
「!」
青き、矢のような鋭いチャージショットがVAVAのライドアーマーの腕をアッサリと吹き飛ばした。
続けて金の髪をなびかせての超加速で彼は現れ…
一言も口にしないまま、今度はその大きな胴体へとバスターを向ける。
「チィッ!」
そしてもう一度彼のバスターが火を吹く寸前で
VAVAは再びデスグロマーの搬入口へと飛び去っていった。
どうやらこの戦いは…彼らの勝利のようだった。
エックスの加勢に現れたのは赤いボディのハンター…ゼロ。
第17部隊の所属であり、エックスの親友であり…
シグマに次ぐ実力の持ち主とされる特A級ハンター。
即ち…シグマが居ない今、最強のハンターと言っていい存在だった。
…だが、彼に礼を言いたい気持ちより先に…
彼は自分の無力さが腹立たしかった。
「くそう!!
…俺の力ではアイツらを倒す事はできないのか…」
ゼロが漸く口を開く。
「今のお前の力では奴らを倒す事は確かに不可能だろう…。」
だが、と彼は続ける。
「だが…お前は戦いの中で強くなる力を持っている…
今の俺よりずっとだ。
俺はそれに賭ける事にしよう…。
俺はシグマのアジトを探す。お前は各地の元ハンター達を倒してくれ
…死ぬなよ、エックス」
そう言って彼は去っていった。
イレギュラーハンター本部にて。
「シグマ軍はシグマをリーダーとして
14人の特Aクラスのハンターが主要メンバーとなって構成されているの。」
「シグマ以外にも13人…」
「そのうちの一人は先ほど貴方が交戦した、VAVA。
その他もどれも特Aクラスのハンター達ばかり…結構な数を取られてしまったものね」
中には隊長、副隊長クラスも含まれているらしい。
ハンターにとっては大打撃であるのだろう。
「…シグマ軍所属の実力のある元ハンター達はこの地域に集中しているみたい。
エックス、気をつけてね」
「この地図のどこかに…」
「あくまでアジト捜索は第0部隊とゼロの仕事よ
エックスには…そうね、まずはこのミッションについて貰おうかしら」
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